じめじめした雨の日、気になるのは湿気ですよね。
湿気取りとなると、除湿機を試すのが手っ取り早いのですが、置くスペースも買うお金もない!
そんな場合はどうすれば良いのでしょうか?
今回は簡単に湿気を取る方法や、除湿機に頼らない方法を紹介していきたいと思います!
湿気はなぜ発生する?
日本の夏は、ご存じのとおり高温多湿となっています。
そして冬も、室内外の温度差で結露がおこり、寒い時期でも湿気が発生します。
また近年、新築住宅は特に気密性が高くなっており、ますます湿気の逃げ場がなくなってきているようです。
梅雨の時期に限らず、洗濯物の部屋干しや、洗面所や浴室からの湿気が流れ込んだりと様々な原因はありますが、見落としがちな湿気の原因の一例は以下の通りです。
- 帰宅後すぐに靴を下駄箱に入れている
- 収納スペースに物を詰め込んでいる
- 隙間なく家具を設置している
- 観葉植物が多い
- 濡れた傘を玄関に置いている
特に、観葉植物は思っている以上に部屋の湿度を上げています。
植物は葉から水分を蒸発させているので、たくさん置いている部屋は植物が湿度を上げている可能性もあります。
そして、私達人間も湿気を発生させる原因の一つなのです。
「寝ている間にはコップ一杯の汗をかく」といわれていますよね。
ということは、それだけ体から水分が出てきているのです!
湿気取りの方法5選!除湿機に頼らない方法は?
最近の住宅は気密性が高いので、湿気がたまるのに最適な空間となっています。
そして住宅内の湿気が発生しやすい場所は、実はほとんどの部屋ともいえます。
エアコンのドライ機能や除湿器を使用しても湿気取りはできますが、長時間使用しないといけなくなり、かなり高い電気代となります。
除湿機やエアコンに頼らず、室内のほとんどの場所で実践できる手軽な方法を紹介していきます!
重曹
「家事のおとも」と言えるくらい優秀な重曹。
なんと「簡単で手作りできる除湿剤」として、湿気取りにも役立ちます!
作り方は簡単!
口が広めの容器に重曹1カップを入れてガーゼで蓋をし、輪ゴム等でガーゼを止めるだけ!
※そのままでもいいですが、防虫効果のあるアロマオイル(ラベンダー、ハッカ、レモングラス等)を数滴たらすのもおすすめです。
効果は3~6か月となっていますので、時期がきたら忘れずに交換しましょう。
手作りの除湿剤は、小さな子どもや動物がいる家庭でも安心して使うことができますね!
使い終わった重曹は、掃除等にも使えますよ!
新聞紙
湿気が多い場所に、丸めた新聞紙を置くだけ!
狭い場所には、一度くしゃくしゃとした新聞紙を細く丸めて置いてみて下さい。
また、新聞紙には消臭効果もありますので、特に下駄箱や車内にぴったりの方法ですね。
長期間留守にする時には、トイレの便座と蓋の間に折りたたんだものを挟んでおくのもおすすめです。
乾燥剤
お菓子等の袋に入っている乾燥剤を靴の中に入れたり、まとめて袋に入れてクローゼットに入れたりと、いつの間にかたまってしまうものを再利用できます。
【注意!】
紙で包装されている石灰乾燥剤は水分を含むと発火する可能性があります。
必ずプラスチックの袋につぶつぶが入ったシリカゲルを使用しましょう。
換気扇
キッチンや浴室にある換気扇です。
調理中に使用しても、調理後にすぐ消してしまう方も多いのではないでしょうか?
調理後も、鍋や炊飯器の蓋を開け閉めしますよね。
できれば食事が終わり、湯気が出るものがなくなるまでは換気扇はつけておきましょう!
お皿を洗う時にお湯を使う場合も同じで、換気扇をお忘れなく!
また、浴室もある程度乾いたら換気扇をオフにし、ドアを開けておく方もいますが、これは残った湿気が他の部屋に流れ込んでいきます。
キッチン同様、完全に浴室の湿気がなくなるまでは換気扇をまわしておきましょう。
コーヒー
ペーパードリップ等でコーヒーを飲む方、毎日出るカスで除湿ができます!
焙煎後のコーヒーは、豆の表面が炭状になっているので、除湿や消臭効果があるのです。
飲み終わったコーヒーのカスを完全に乾かしてから使います。
フィルターごと乾かすと時間がかかり、また乾くまでにカビが生える可能性があります。
トレー等にキッチンペーパーを敷いて天日干ししましょう!
お茶パックに詰めて深めの容器に入れてから置いておくと、あたってもこぼれる心配がありません。
☆コーヒーは除湿だけでなく、ナメクジの駆除にも役立ちますよ!
試しても変化がない場合
以上5選を試してみてもあまり変化がない場合や、元々のカビが取れず、そこからまたカビが生えてくることもあります。
住宅そのものの立地や構造に原因がある可能性もありますので、専門の業者に相談することもおすすめします!
☆カビ対策に関する記事も参考にどうぞ!
湿気の対策について
基本的に、通気性をよくしておきます。
扇風機を使って、部屋内の空気を循環させるのも良いかもしれません!
部屋干しにしている洗濯物の乾燥にも役立ちますよ。
そして、もちろん部屋の掃除も大切です。
湿度が高くなると、大気中の水分が増えます。
その水分は下に落ちていくので、カーペット等を敷いている場合、その水分を吸い取ってしまい、カビが生える原因になります。
また、食べかすはカビのエサになりますので、こまめに掃除をする必要があります。
天気がよい日にはカーペットを干し、敷いていた場所を拭き掃除し、その後しっかり乾かしてからまたカーペットを敷きましょう!
水分のある場所は湿気が発生します。
使い終わったキッチンのシンクや浴室の壁を軽く拭いておくだけでも違ってきますよ!
まとめ
湿気はただジメジメして気持ち悪いだけでなく、人体にも悪影響を与えます。
湿気や結露等をそのままにしておくと、カビが発生しやすくなり、そのカビを放置しておくと、過敏性肺炎や気管支喘息、アレルギー性鼻炎を引き起こすこともあります。
たかが湿気、されど湿気!
これを機に、家の中の風通しを良くして、これからの季節を気持ちよく過ごしましょう!