暑い季節や寒い季節など、屋内と屋外の気温差が激しい環境になってくると、気付けば窓にびっしりと水滴が…!
その「結露」が原因でカーテンは濡れるし、窓にカビまで発生してしまう始末。
結露の対処法として拭き掃除をすることになりますが、せっかく拭いても気がつけばすぐに水滴が付いてしまいませんか?
そんな状況で、いちいち結露の対処するのは大変だし面倒ですよね。
そこで今回は結露防止に役立つ対策方法5つと、100均でもできる結露防止方法などを紹介していきたいと思います!
そもそも結露ができる原因は?
結露と一言でいっても、発生するパターンは様々です。
部屋の窓に水滴が付いていたり、暖かい電車内に入った途端に眼鏡が曇ったり…
他にも結露が発生するパターンを上げればキリがありませんが、原因となるものは共通しています。
それは「気温差」と「空気中の水蒸気」です。
空気中には、私達の目には見えないほどの細かい水蒸気が含まれています。
この水蒸気を含んでいる空気は、暖かい環境にあるほど水蒸気を多く蓄えることができるのですが、逆に寒い環境にあると、途端に水蒸気を蓄えられる力が弱まります。
空気が水蒸気を蓄えられなくなると、水蒸気は空気中から追い出されてしまいます。
その追い出された水蒸気同士は結合し、水蒸気から「水滴」へと大きさを変えるのですが、その際に私達の目に見えるようになります。
この私達の目に水滴が見えるようになる過程のことが「結露」と呼ばれる現象です。
ちょっと複雑なので、ジュースのパックを例にして説明してみますね!
暖かい室内の中に、冷蔵庫から出したばかりの冷たいジュースのパックを持ってきたとします。
暖かい室内の空気は、十分温められていたため、沢山の水蒸気が蓄えられている状態です。
そこに、よく冷えていたジュースのパックを持ってきたことにより、パックの周りの空気は、急激に冷やされてしまいます。
すると、パックの周りの空気は水蒸気を蓄える力が弱まり、水蒸気を空気中から追い出しました。
追い出された水蒸気達は、その場ですぐに水蒸気同士で結びつきます。
結びついた水蒸気は大きくなり、ジュースパックに水滴が付着した形で現れ、持っている手を濡らすことになります。
このように、身近な存在であるものが結露の原因になるため、結露防止には日常生活の行動が効果を発揮する場合があります。
次の章では、すぐに実行できる日常生活においての、結露防止の基本的な方法を紹介いたします!
結露防止の基本的な方法!
結露の原因は「気温差」と「空気中の水蒸気」ということを、先ほどの紹介いたしました。
そこで、その2つの原因の根本的な対策を日常生活で気を付けることができる方法で紹介していきたいと思います!
室温を暖かくしすぎない
まずは、結露の原因である「気温差」対策です。
そもそもの室温が低ければ空気中の水蒸気の量が減り、室内の空気が冷やされることがあっても、室内の水蒸気量が少ないため、結露しにくくなります。
こまめに換気をする
次に「空気中の水蒸気」対策です。
室内に水蒸気が多く留まりすぎないように、こまめに換気することが大事です。
特に洗濯機やお風呂場など、水回り周辺の場所は水蒸気が多く発生されるため、換気に気を付けることで室内の水蒸気量を軽減でき、結露防止対策となります。
エアコンのドライを使用する
梅雨のジメジメした時期に活躍する「ドライ機能」
この機能も、室内の湿度を下げるためですので、結露防止には大いに活躍します!
使用するおすすめのタイミングは「就寝前」
冬場の明け方など冷え込むため、どうしても室内との気温差が生まれます。
そこで、就寝前に室内の水蒸気をドライ機能で除湿することで、寝てる間に水滴に変わる水蒸気を軽減することができます!
テープやスプレーなどのグッズは効く?
結露が発生しやすい時期になると、結露防止グッズを多く見かけますよね。
そんな様々なグッズの中から、ここでは窓の結露対策のグッズと、根本的な除湿対策グッズの2つに分けて紹介したいと思います!
窓の結露対策グッズ
室内の中でも、特に結露しやすいのが窓です。
そのため、窓に関する結露グッズは特に多く販売されていますが、その中でもオススメの商品をピックアップしてみました!
- 業務用洗剤 結露 ブロッカー3S スプレーボトル 結露防止 (250ML)
スプレータイプの結露グッズです。
窓にスプレーして拭き取るだけで結露が付きにくくなるため、普段の掃除の際に使用することができます。
最大14日間効果が持続するのも、おすすめポイントの1つです♪
- 結露防止テープ 幅広タイプ10cm 強力結露吸水テープ 10cm x 180cm
結露そのものを防止するグッズではないのですが、結露で垂れてくる水滴を吸収してくれるテープです。
テープが水滴を吸収することにより、カーテンや床が濡れるのを防止するため、カビなどの発生を軽減してくれます。
除湿対策グッズ
窓の結露対策グッズをご紹介いたしましたが、結露が発生するのは窓だけではありません。
窓の結露対策を万全にしたら、他の場所の結露が酷くなったでは困りますよね。
そこで、窓だけではなく室内全体で除湿対策ができるグッズも、一緒に紹介いたします!
- 水とりぞうさん 550ml 3個パック×15セット
空気中に含まれる水蒸気が除湿剤の入っているケースの中に溜まっていくグッズです。
換気が難しいタンス・押し入れ・下駄箱などにも楽々入るサイズですので、隅々まで除湿対策が可能です!
- Amzdeal 除湿機 500ml部屋干し 衣類乾燥除湿器
CMなどで宣伝される除湿器などは値段が高くサイズが大きいため、購入するのに即決できない商品が多いイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、リーズナブルでコンパクトサイズの除湿器も多く販売されています。
ドライ機能のあるエアコンがない方や、クローゼットに除湿器を置きたい方におすすめです♪
100均でも結露対策はできる?
最近の100均は本当に商品の幅が広く、結露が心配になる季節になると店頭にグッズが並びます。
本格的なグッズと比べると、どうしても性能負けしてしまう商品もありますが、可愛いデザインについては100均に軍配があがります。
結露対策テープなどもただのテープの形ではなく貼り絵タイプの物もあり、可愛いデザインを選べば、結露対策をしながらインテリアをコーデできるメリットがあります♪
Twitter:ダイソーの結露シート(貼り絵タイプ)
ダイソーの結露吸収シートを窓に貼ってみたよ❄ pic.twitter.com/rWb8W1tIty
— ようりす (@yolice_221B) 2017年10月8日
結露が酷くて、いつも床が濡れてしまうなどの環境でなければ、ワンシーズンで使い捨てにすると決めての使用で、特に問題はないかと思います。
よって、完璧に結露を防止するよりもデザインを重視したい方は100均のグッズでも十分使用可能です!
使い捨てが殆どになるかと思いますので、気に入ったデザインだった場合はいくつか買い置きしておいても良いかもしれません。
まとめ
最後に、結露についてとその対策ついて簡単にまとめてみました!
- 結露の原因は「気温差」と「空気中の水蒸気」
- 室温を暖かくしすぎない・こまめに換気をする・エアコンのドライを使用する
- 100均の結露対策グッズもメリットあり
結露をそのままにしておくと、カビなどが原因で人体に影響を及ぼすこともあるかもしれません。
そこでまずは、特に結露が激しい「窓」から結露対策を始めてみませんか?
無理に高いグッズを購入しなくても、日常生活でできる対策は沢山ありますので、気温差を感じる季節になってきたら、是非チャレンジしてみてくださいね!