ある民間企業の調査で、1都3県在住の10代~60代男女を対象に、香水に関するアンケートが行われました。
そのアンケートでは、調査対象者の50%近くが香水を使用したことがあるとの結果が!
そして、良い匂いであれ苦手な匂いであれ、香水の香りを気にしている人は全体の90%にものぼることが分かりました。
こんなにも身近で、周囲も気になる香水ですので、香水を普段使いしている方は1度でもトラブルに見舞われたことがあるのではないでしょうか?
「香水をつけすぎて逆に臭い!」
「服に香水がこぼれてしまった!」
「香水の瓶を床に落として割ってしまった!」
などなど…
意外と対処法を知らない方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな香水のキツい匂いの対処法や、匂いの染み付きの取り方を紹介していきたいと思います!
香水瓶などを割ってしまった場合の対処法
ここでは、”室内で”香水の瓶などを割ってしまった場合を想定して紹介いたします!
香水を使用するのは、お出かけ前の時間がない場合だと思いますが、
換気と香水を吸い取ることだけでもするとかなり違いますので、トラブル時には是非お試しください!
①すぐに換気!
室内で香水の瓶が割れてしまったら、すぐに室内の換気を十分に行ってください。
瓶が割れた場合はすぐに片付けをしたくなるのですが、換気をすぐにしないと、香水の匂いが部屋に染み付いてしまう原因になります。
足元に気を付けて、窓を開ける・換気扇をつけるなどの対応をしましょう!
②こぼれた香水は吸わせて取る
割れた瓶と共にこぼれてしまった香水は、床に擦り付けるように拭くのではなく、香水を吸い込ませるように上からそっと押さえて、拭き取ってください。
スライドさせながら香水を拭き取ってしまうと、香りが広がってしまい被害を拡大させます。
香水を拭いた布などはビニール袋などに捨て、匂いが外へ漏れないようにビニール袋を縛ってください。
③アルコールで拭く
香水を拭き取った後でも、床には香水の匂いが付いてしまっています。
そこで、アルコールの出番です!
香水の成分はアルコールに溶けやすい性質があるため、香水の匂いを除去する効果があります!
消毒用のアルコール、または度数の高いお酒などを、キッチンペーパーやティッシュなどに含ませ、香水がこぼれてしまった床を拭きます。
1度で匂いが取れないようであれば、何度かこれを繰り返すことで匂いが消えてくるはずです。
☆アルコール系のアイテムは持っておいて損はありませんよ!
ドーバー パストリーゼ77
エリエール 除菌できるアルコールタオル
④ドライヤーで乾燥
アルコールで拭きとるだけでも十分な対応だとは思いますが、それでも気になる方は更に仕上げとして、ドライヤーを使用しましょう!
香水は体温により揮発(きはつ:液体が気体になること)して香りを発生させるため、その揮発を早めるためにドライヤーの温風を使用して、匂いを散らすことができます。
ドライヤーの使い方としては、香水がこぼれてしまった床へ温風を当てるだけでOKです。
香水の匂いを消す・緩和する方法は?
香水を付けてみたは良いけれども、自分の香水の匂いがキツイことに気づいたりすることはありませんか?
自分自身でキツイ匂いに気付いた場合は、つけすぎたと判断して間違いありません。
ここでは自宅で香りを消す方法と、外出先で香りを緩和する方法の、2つを紹介したいと思います!
香りを消す・緩和する方法(自宅編)
自宅で香水をつけすぎたことに気づいた場合は、香りを消すことが可能です。
1番手っ取り早いのは、体についた香水をシャワーで洗い流してしまうことです。
この際に、石鹸やボディソープなどを使用し体を洗ってしまえば、完全に匂いを消すことができます。
手首や首筋のみに香水をつけている場合は、その部分をハンドソープで洗い、温水で流せばOKです。
急いでいて体を洗うことができない場合は、次の外出編での対応でもある程度匂いを緩和させることができます。
香りを消す・緩和する方法(外出先編)
外出先で香水をつけすぎていることに気づいた場合は、アルコールが含まれているウェットティッシュなどで、香水をつけた部分を拭き取ってください。
「香水瓶などを割ってしまった場合の対処法」でも紹介いたしましたが、アルコールは香水の成分を溶かす性質があるため、アルコールが含まれているウェットティッシュで、香水を拭きとることで臭いを軽減することが可能です。
また、無香料でアルコールが含まれているデオドラントシートで体を拭いても、同じ効果が期待できます!
ただし、香りが付いているデオドラントシートだと、香水と匂いが混じってしまうのであまりおすすめしません。
手首につけた香水が服の袖口に染みついてしまった場合は、ウェットティッシュを袖口に染み込ませるように拭き、パウダールームにある温風のハンドドライヤーに当てて、少し乾かすだけでも匂いが減ります。
☆持ち歩きには以下のアイテムがおすすめです!
キレイキレイ 除菌ウェットティッシュ アルコールタイプ
キュレル スキンケアシート
部屋への染み付きの対処法
部屋への匂いの染み付きは、まだ香水の揮発(きはつ:液体が気体になること)が終わっていないことが原因と考えられます。
そのため「香水瓶などを割ってしまった場合の対処法」でも紹介した通り、まずは「換気」をしてください。
室内の風通しを良くし揮発を促すことで、染みついた匂いを少なくすることができるはずです。
カーテンやカーペットなどに匂いが付いている場合は、洗濯してしまいましょう!
温水で洗える洗濯機がある場合は、それで洗ってしまえば大丈夫です。
洗濯機で洗えない場合は、重曹を溶かしたお湯へ漬け置き洗いしてください。
重曹の消臭効果のおかげで、洗濯機のようにしっかり洗わなくても、香水の匂いを落とすことができます。
しかし注意として、色落ちする可能性があるため、重曹を使う前に色落ちテストは忘れないでください。
自宅で洗えない場合は、潔くクリーニングに出しましょう。
壁などに付いてしまった匂いは、アルコールスプレーやリセッシュなどの消臭スプレーを、壁に満遍なく吹きかけてください。
丸洗いができない箇所のため、1度で完全に匂いを消すことは難しいですが、何度か繰り返すことで匂いが消えていきますので、根気強く続けてください。
服への染み付きの対処法
香水が服に付いてしまったり、香水を体に付けすぎてしまったことで服に匂いが移ってしまったりなど、服へ香水の匂いが染み付いてしまうことがあるかと思います。
服へ染み付いてしまった匂いは、自宅での洗濯や、クリーニングに出すことで匂いを落とすことが1番の対処法です。
カーテンやカーペットを洗う時にもご紹介した「重曹」での漬け置き洗いも効果がありますが、同じように色落ちの心配があるため、重曹を使用する前に色落ちしないかテストを必ずしてください。
次の日に着る予定の服で、洗っている時間がない場合はドライヤーを使ってみましょう!
シルクなど熱に弱い生地でなければ、服にドライヤーの温風をあてて、香水の揮発を促すことで、匂いを軽減することができます。
熱に弱い生地の場合は温風は使用せず、風通しの良い場所で、服を一晩干してください。
その際に扇風機の風を服にあてて更に風通しを良くすることで、揮発の効果がアップすることが期待できます!
まとめ
様々なパターンでの、香水のキツイ匂いを消す対処法を紹介してきましたが、香水の匂いを消す方法は、どれも共通点があります。
- 換気をよくする
- アルコールを使用する
- 温風をあてる
- 洗ってしまう
対応するパターンによっては、全部の対処法は使えないかもしれませんが、「換気を良くする」は、幅広く対応できる方法ではないでしょうか?
香水を使用するシチュエーションは、お出かけ前の時間が無い時が多いと思います。
なので、もし急いでいるときに香水のトラブルが起こってしまったら、まずは「換気」を心掛けてみると良いですね!
また、外出時はなるべく割れやすい香水瓶などは持ち歩かないといった予防策も大事です。
アルコールタイプのウェットティッシュは、手が汚れた際や何かをこぼした時など、持ち歩いていて損はないので、1パック鞄に入れていても良いですね♪
☆香水の種類別、季節別の付け方も参考にどうぞ!
☆学生さんにおすすめの香水も紹介しています♪