みなさんは購入したお米を、どのように保存していますか?
重いし場所もかさばるので、お米を買い終えたら置く場所に困ったりするかもしれませんね。
しかし、お米の保存場所の候補の1つに「冷蔵庫」があります!
お米の環境を整えやすく、おすすめの場所でもありますが、入り切らない場合はどうすれば良いのでしょうか?
今回は冷蔵庫におけるお米の保存方法や、入らない場合の対処法などを紹介していきたいと思います!
☆夏場のおすすめの保存方法は?
お米を冷やして保存する理由
冷蔵庫での保存がおすすめと言うことは、冷やして保存した方が良いということになります。
では何故、冷やして保存した方が良いのでしょうか?
ここでは白米を例にあげて紹介いたします!
まず白米とは、玄米の茶色い部分である糠層と胚芽を精製して取り除いた「胚乳」です。
簡単に言い換えると、精製した白米は白い実を守っていた茶色の果皮が取り除かれている状態で、なおかつ「脂肪分が多く含まれている」糠の粉がくっついている状態です。
アンチエイジングを気にされている方はご存知と思いますが、脂肪分は「酸化」します。
この脂肪分の酸化は身体だけでなく、実はお米の味にも悪影響を及ぼす大敵なのです!
酸化は気温と湿度が高いと早く進むため、白米の賞味期限は約2週間と言われています。
そして、高温多湿の梅雨時期の環境でお米を置いておくと、害虫とカビが発生しやすくなるのでより注意が必要です。
以上を踏まえると、お米を冷やして保存した方が良い理由は、
- 美味しさが続く
- 安全に食べることができる
に、なります。
非常に大事な要素なので、ぜひとも冷蔵庫で保管したいところ!
冷蔵庫に入れて保存をするメリット
前項でお米は冷やした方が良いことが分かりました。
お米の保存に最適な温度はというと「15℃以下」の涼しい場所です。
更に湿度が低く、匂いが移らない密閉状態で、日光が当たらない場所が適しています。
この適した環境が冷蔵庫なのです。
一般的に冷蔵室は4℃以下、野菜室は10℃以下ですので、どちらで保存しても問題ありません。
この理想的な環境で保存していると、お米を良い状態で保存できる期間が2~3倍ほど伸びるとも言われています!
冷蔵庫に入らない場合の対処法
一人暮らしの場合などは米を買う量が少ないので、冷蔵庫で保管することは苦労しないと思います。
ですが、家族が多い方は10kgなどのお米を買うことがあるのではないでしょうか?
その場合、冷蔵庫で保管するのはなかなか難しいですよね。
ここでは冷蔵庫に入らない場合の対処法を紹介いたします!
お米を保存する際に大事なのは温度も関係するのですが、お米の美味しさを損なわせる酸化を防ぐためには、なるべく空気に触れさせないことも大事です。
そのため、ここでおすすめするのは「布団用圧縮袋」です!
布団用圧縮袋であれば 大きな米袋をそのまま入れることができ、掃除機を使用し袋の中の空気を抜けば、真空に近い状態になります。
この方法を行う場合のコツとしては、
- 米袋の中の空気をちゃんと抜くために、フォークなどを使用し米袋に小さな穴をたくさんあける。
- 虫除けのために、お米と一緒に圧縮袋の中に「鷹の爪」「ニンニク」などを入れる。
- 直射日光の当たらない涼しい場所で保管する。
以上の4点です。
これで、冷蔵庫を使用せずお米の酸化を遅らせることができます!
冷蔵庫で保存する際に気をつける点
お米の美味しさを長続きさせるために冷蔵庫に入ることは良いのですが、もちろん気を付けなければいけない注意点もあります。
お米が冷蔵庫に入らない場合の対処法でも紹介いたしましたが、お米の良い環境の一つとして、空気になるべく触れさせないがあります。
冷蔵庫の中は基本密閉状態なのですが、冷蔵庫には 「冷気吹き出し口」があります。
この近くに袋の状態でお米を置いておくと、米袋に冷風が入りお米を乾燥させることになります。
せっかく冷蔵庫に入れているにもかかわらず、これではすぐに味が落ちてしまいますよね。
乾燥を防ぐためには、保存容器を使用することが大事です。
保存容器と言うと、お米用の保存容器を買って来ないといけない気がしますが、ペットボトルやチャック付きのビニールパックを使用しても問題ありません♪
まとめ
ここまで紹介したことを踏まえると、お米を保存することで気を付けたいことは、
- 温度
- 湿度
- 保存容器
- 保存期間
以上のことを考えると、冷蔵庫を使用するのがお米に適した環境になりやすいです。
冷蔵庫に入らない場合は「布団圧縮袋」の利用もおすすめです!
また、お米そのものの保存の条件は、
- 15℃以下の涼しい場所
- 湿度が低い場所
- 匂いが移らない密閉状態
- 日光が当たらない場所
- 乾燥を避ける(保存容器の使用)
- なるべく空気に触れさせない
以上になります。
しかし、保存方法として必ず冷蔵庫に入れなければいけないわけではないので、自分の生活環境にあった米の保存方法を考えてみると良いですね!
☆夏場のお米の保存はどうする?