毎朝布団から抜け出すのに苦労する季節がやってきました。
寒い空気に身をさらすのが嫌で、エアコンが朝起動するように就寝前に予約する方もいらっしゃるのではないでしょうか?
暖かい部屋は快適で嬉しいですよね!
ですが、そんな嬉しさも吹き飛んでしまうのが金額が跳ね上がった電気代を見た時です。
油断すると高くなる冬場の電気代…
どうにかしたいけど、かといって我慢して寒い部屋にいるのは辛いですよね。
そこで今回は暖房代が高くなる理由と暖房の節約方法について紹介していきたいと思います!
なぜ電気代が高くなるの?
そもそも、何故暖房の方が電気代は高くなるのでしょうか?
夏になると冷房を使うことを節約し節電することを呼びかける、クールビズが目立ちます。
その様子から「冷房代の方が値段は高いのではないか?」と感じる方も多いですよね。
そこで、夏と冬の室内気温とエアコンの設定温度の差から、電気代のかかり方を考えてみました!
東京の2016年8月の平均気温と12月の平均気温を参考に、室内気温と設定温度の差を検証します。
※外気温と室内温の差は+5℃~10℃が平均のため、この検証では室温を+5℃に設定しています。
■エアコンの設定温度を25℃にした場合
【冷房】
2016年8月の平均気温は約27℃。外気温から+5℃にし、室温は32℃とします。
32℃から25℃にするには、7℃下げれば設定温度に到達します。
【暖房】
2016年12月の平均気温は約9℃。外気温から+5℃にし、室温は14℃とします。
14℃から25℃にするには、11℃上げれば設定温度に到達します。
…以上のことから、冬場の方が室内気温を25℃に到達するための温度差が大きいことが分かります。
設定温度と室温の差が大きいということは、その分エアコンは電気を消費して設定温度に近づけないといけないことになります。
暖房代が高くなる理由としては他にも存在しますが、この温度差を確認するだけでもなぜ暖房の電気代が高くなるのが分かりますね。
暖房の節約方法まとめ!
前章で冬場の暖房代が高くなるのは、必然的と言うことが分かりました。
ですがその分、暖房の節約方法は多くありますので、ここではその節約方法の中でも、比較的取り組みやすいものをピックアップしてみました!
洋服の着方を工夫してみる編
まず代表的な防寒対策である、洋服の着方を工夫してみましょう!
工夫の仕方は、外出する際に気を付けることとさほど変わりませんので、すぐに実行することが出来ますよ♪
- 首回りを暖める
マフラーやストールを巻く以外にも、タートルネックタイプのコーデを意識してもOKです!
- 手元・足元を暖める
体は末端から冷えてきますので、アームウォーマーやルームソックスを着用するだけでも暖かさは段違いになります!
裏起毛 レッグウォーマー 裏シャギー アームウォーマー (ロング/51cm)
※上のレッグウォーマーはアームウォーマーとしても使える優れものです♪
- 背中から腰回りを暖める
ダウンベストなど、背中から腰を中心に温めるのも効果が期待できます!
椅子に座る際、背もたれと腰の間にクッションを挟んでおくだけでも、効果がありますよ♪
室内の暖かい空気を保つ編
室内では暖かい空気を保つことで、暖房代を抑えることができます!
こちらも一工夫で効果が出る方法がありますので、チェックしてみてくださいね!
- カーテン・レースカーテンをしめる
断熱窓など特殊な窓でない限り、窓は外気の空気を遮断する力が不足しています。
そこで、カーテンとレースカーテンの出番です!
カーテンをしめるだけでも、室内の保温効果は高まります(厚手のカーテンであれば更に効果アップです!)
日中はカーテンをしめてしまうとせっかくの日光が入らなくなってしまうので、レースカーテンをしめて日光を取り入れつつ、室内の保温をしてみましょう!
節約のために、エアコンを「弱」にして使用している方はいらっしゃいませんか?
残念ながらこの方法、節約にならないのです…!
エアコンは設定温度まで室温を上げる時に、電気を多く消費します。
そのため、室内が冷えている状態から弱にして運転すると、電気を多く消費する時間が長くなってしまい、電気代が高くなる原因となります。
そこで自動運転を使用し強弱を調整することで、電気を消費する量を抑えることが出来るのです!
- 電力会社・プランを見直す
今まで紹介してきた節約方法の中で一番面倒な節約方法ですが、一番効果を発揮するのが、電力会社・プランを見直すことです!
電力会社を変えるのは難しい方でも、プランを見直すだけでも是非試してみてください!
自分の生活パターンに合わせたプランに変えるだけでも、年間2万円近く節約できる場合もあります。
つけっぱなしにすると安くなるのは本当?
「エアコンをつけっぱなしにすると、電気代が安くなる」という話を聞いたことがあります。
理由としては様々あるのかもしれませんが、私が聞いたことのある理由としては、
「エアコンを起動するときの消費電力が多い」
「寒い部屋を設定温度までに上げるときの消費電力が多いから」
といった2つの理由です。
もしこれが本当であれば寒い思いをしなくなるし、エアコンをつけっぱなしにして出掛けてしまった時の罪悪感に苛まれなくて済む…!
ということで調べてみたところ、結果としては、
生活環境とエアコンの種類による!
なんと、当たり前の結果に行きついてしまいました…
それもそのはずで、24時間エアコンをつけっぱなしにするのと必要な時だけ使用するのとでは、電気代の値段が上がっても、平均1000円ほどの違いしかなかったのです。
日中もエアコンを使用しているご家庭にいたっては、24時間エアコンを使っている方が電気代は安くなった方もいらっしゃいました。
その点を踏まえると、12時間近くエアコンを使用している環境であれば24時間つけっぱなしの方が安くなり、日中ほとんど家にいない方は、必要な時だけエアコンを使用する方が安くなるようです。
おすすめの設定温度や風量は?
ここまで節約について色々と紹介してきましたが、他にも気になる事と言えば設定温度と風量ではないでしょうか?
環境省から発表されている適切設定温度は20℃とされており、温度を1℃低くすると10%電気代が安くなると言われています。
20℃と言うと人によっては寒く感じるかもしれませんが、「暖房の節約方法まとめ!」でも紹介した方法をなど、身の回りの工夫をすれば十分な温度かと思います。
風量については「自動」がおすすめです!
これについては「暖房の節約方法まとめ!」の「エアコンは自動運転にする」で紹介した通りです♪
これにワンポイントアドバイスとして、風向きは「下」にすることをおすすめします!
暖かい空気は上へのぼる性質があるため、風向きを下にして暖かい空気が下から上に行くようにすると、効率よく部屋全体を暖めることが出来ますよ!
まとめ
最後に、暖房の電気代節約について簡単にまとめてみました!
- 設定温度にするため、室温を上げる間に電気代も上がる
- 服装や室内などの身の回りの一工夫が節電になる
- エアコンは24時間つけっぱなしの方が安くなる場合もある
自然環境のことも含めて考えると、節電は取り入れていきたい習慣の1つです。
こまめに取り組むことが多いので面倒に感じるかもしれませんが、換気と湿度調整は忘れずに、室内もお財布もあたたかい状態で、冬を乗り越えられるよう頑張りたいものですね!