普段ヒールを履いている方や扁平足の方などは、もしかしたら「外反母趾」に悩んでいませんか?
現在外反母趾になっていなくても、日常的にヒールを履く方は、外反母趾になるのではと心配になっている方もいらっしゃるかもしれません。
せっかくオシャレをしているのに、足が痛ければ台無しですよね…
そこで今回は外反母趾の予防方法や対処方法などを紹介していきたいと思います!
そもそも外反母趾とは?
そもそも「外反母趾」とは、足の親指が小指側へ曲がっていく症状を指します。
悪化すると15度以上曲がってしまうこともあるそうです…
このように足が変形すると、歩いたりする時などに強い痛みを伴うことなり、酷い状態の時には日常生活に支障をきたすことになります。
他にも、この状態を放置しておくと姿勢が歪む可能性があり、その結果、頭痛や肩こりなど様々な症状を併発することもあるそうです。
以上の様に、放っておくとどんどん状況が悪くなる外反母趾…
次はその原因を確認してみましょう!
外反母趾の原因
外反母趾の原因としては、「靴などが影響する原因」「生活習慣による原因」「生まれもった原因」の3つが考えられるとされています。
それぞれの原因を詳しく紹介していきます!
靴などが影響する原因
よく知られている通り、自分の足に合わない靴…特にハイヒールなどは外反母趾の原因として挙げられます。
ハイヒールを履くと、足の底にかかる体重が足の前部分に集中します。
そのため、その体重を支えようとつま先から指の付け根が横に広がるようになります。
しかしハイヒールは先が細くなっている物が多いためつま先は広がらず、足親指の付け根が広がり、出っ張る様になるため、くの字型に曲がってしまうのです。
生活習慣による原因
もう1つの原因として、生活習慣も影響していると考えられています。
現代の人たちは乗り物を利用する機会が多く、自分の足で歩くことが減少しています。
つまり、足の筋肉がどんどん低下する傾向にあるんですね。
この筋肉の衰えが外反母趾の原因の1つと考えられています。
筋肉の衰えが外反母趾に影響を及ぼしていると分かる代表的な例が、外反母趾の患者さんの歩き方に多いといわれている「ぺたぺた歩き」です。
ペンギンのように歩くこの歩き方は足の指を使わずに歩くため、その周辺の筋肉が退化することにより、外反母趾が進行すると言われています。
ハイヒールや合わない靴などを履いていないにも関わらず外反母趾になる方は、歩き方が原因の可能性もあります。
生まれもった原因
次に、生まれもった原因です。
自分に合わない靴やハイヒールなどを頻繁に履かず、筋肉の衰えも気にならないのにも関わらず外反母趾になる方は、この生まれもった原因が影響していると考えられます。
1つ目の原因としては、男性に比べて関節が柔らかく、筋肉量が少ない女性は外反母趾になりやすい傾向があります。
2つ目の原因は、足の形の特徴による場合があります。
これは生まれつき扁平足の方などが、外反母趾になりやすいと言われています。
その点を考えると、外反母趾には遺伝的な影響も考えられ、親が外反母趾になりやすい場合は自分も外反母趾になりやすい足の形をしている可能性があるため、注意する必要があります。
外反母趾は病院で治療するべき?
外反母趾の状態にもよりますが、歩くたびに足に痛みが伴い、足を引きずることがあるなど、日常生活に支障をきたし始めている場合は病院での治療をおすすめします。
治療をせず放置しておくと、最悪骨を削る手術などをすることになってしまうかもしれません。
ですが、手術などはよっぽどひどい状態でない限りは行われず、大概は保存療法になります。
自力での対策に限界を感じた場合は怖がらずに、早めに病院に行った方が大事にならずに済むかもしれませんね!
☆まずは自力で治したい!という方は以下の記事も参考にどうぞ!
外反母趾の予防・対処方法まとめ!
では、手術のなど大事になる前に、外反母趾を予防するにはどうしたら良いのでしょうか?
「外反母趾の原因」でも紹介した通り、外反母趾の原因には様々なものがあります。
そのため、外反母趾の予防は何が原因になっているか、そしてその原因から足を守っていくことから始まります。
外反母趾の原因として、自分の足に合わない靴、特にハイヒールなどが挙げられると紹介しましたが、この外反母趾の原因として一番多い靴への対策こそが取り組みやすい予防方法であり、対策方法でもあります!
外反母趾になりやすい女性が履くハイヒールなどは、なるべくつま先が細くなく、踵が高くなりすぎない靴を選ぶだけで十分な対策となります。
他にも、足に優しい靴の選び方としては、
- 歩いた時にかかとが靴の中で上下しない
- 土踏まずにフィットするアーチサポートがついている靴を選ぶ
- 親指の爪が圧迫されない
- かかとをぴったりつけた時足先に多少の余裕ができる
などがあります。
以上の項目を気を付けるだけでも、外反母趾を予防と対処することに繋がります!
他にも、
- 裸足で歩くことを心がける
- 下駄やサンダルなど鼻緒のついた履物を履いてみる
- タオルやゴム紐を用いた運動などを行って、足の筋肉を鍛える
といった方法も有効です!
まとめ
最後に、外反母趾についてや、予防方法や対処法を簡単にまとめてみました!
- 足の親指が「くの字」曲がる様な変形の仕方をしていたら外反母趾を疑う
- 日常生活に支障をきたすような症状が出てきたら、早めに病院に行く
- 外反母趾の予防と対処法は靴の選び方から
- 足指の筋力アップなど、自分で行う予防法も試してみる
最初は困るほど痛くない場合がありますが、 放置しておくと必ず酷い状態になってしまうのが外反母趾です。
症状が軽い内から自分で筋力アップなど試みてみたり靴の選び方に気をつけてみたりと、対処方法は色々あります。
酷くなってからでは治療も長引き、最悪の場合、手術をすることにもなるかもしれません。
そうなってしまうと、なかなかオシャレをすることも出来なくなってしまいますよね。
症状が軽いからと油断せずに、 外反母趾なのではないかと思ったらすぐに対処してみてくださいね!
☆まずは自力で治したい!という方は以下の記事も参考にどうぞ!