TwitterやFacebookなど、SNS上に友達や恋人と写った写真をアップしている方は多いですね。
何気なく載せた写真は公開範囲によっては世界中の人に見られ、時には悪用されることもあるようです。
そういったトラブルを避けるために、最初から自分の顔が載った写真をアップしない方もいます。
ですが、もし友人や恋人にSNSに”勝手に”自分が写った写真を載せられた場合はどうでしょうか?
今回はSNSに写真を載せるリスクや、勝手に載せられた写真を消してもらう際の頼み方のコツについて紹介していきたいと思います!
☆「むしろ友人に写真を載せないでと言われて困っている…」という方は以下の記事を参考にどうぞ!
SNSに写真を載せられるってどういうこと?
「SNSに写真を載せられる」というのは、友達や同僚などと一緒に写った写真を”あなたの許可無く”TwitterやFacebook、インスタグラムなどに載せられることを指します。
最近は簡単に写真を撮ることができ、撮った写真をすぐにTwitterやFacebook、インスタグラムに載せることができます。
写真をSNSに載せることで自分の近況や、自分の子どもの成長などの情報を友人や親せきなどの親しい人と共有できるようになりました。
そういったSNSを通じることによって、遠くに住んでいる人ともネット上では距離が近くなり、いつでも近況が確認できますね。
しかし、SNSは世界中の人が見ることができるため、SNSに写真を載せることは、個人情報をさらけ出していることになります。
SNSに写真を載せるリスクについて
SNSに写真を載せている人は多いですが、写真を載せることのリスクはあるのでしょうか?
写真から情報が得られる
まず、SNSに載せた写真は世界中の誰もが見ることができます。
※SNSによっては公開範囲を設定できますので、必ずしもアップした写真全てが世界中の人に見られるというわけではありません。
また、載せた写真からあなたの家族構成や交友関係など、様々な個人情報を知ることができてしまいます。
写真を撮る時にGPSの位置情報をOFFにしていなければ、あなたがどこに住んでいるのか、どこに行ったのかなどを調べることもできてしまいます。
犯罪に巻き込まれる可能性がある
SNSに載せられた写真の情報をもとに、犯罪に巻き込まれることも考えられます。
もし、無断でアップされた写真が自分の子どもだったらどうでしょうか?
実際海外では、SNSがきっかけで誘拐事件が発生しています(詳しくは以下の記事参照)
悪用される可能性がある
女性の場合、出会い系サイトなどで無断転載(無断で写真を使われる)されてしまうこともあります。
万が一あなたの知人などが発見をした場合、利用してもいないのに疑われてしまう可能性もあり得るのです。
また、あなたの顔が写った写真を使って「なりすまし」といった迷惑行為の危険性もあります。
※なりすまし…他人の写真や名前を使い、故意に悪い噂を流したり他人に迷惑をかける行為のこと。
消してもらう際の頼み方のコツは?
SNSに載せられた写真を消してもらいたい場合、どのように頼めばいいのでしょうか?
ここでは、今後の関係を悪くしない頼み方のコツを紹介します!
恥ずかしいから消してほしいと頼む
SNSに載せられた写真を消してもらうには、まずストレートに「私、顔出しNGなの!」などと恥ずかしいとアピールをして消してもらいましょう。
そうすると、載せようとした側も「あっ、嫌だったんだな」と察してくれるかもしれません。
トラブルにあったことがあるからと頼む
「前に写真を載せたら、トラブルにあったことがある」と話したら「そうなんだ、怖いだろうから消しておくね」と判断してくれるかもしれません。
ただし「一体何があったの?」と突っ込まれる可能性もありますので、実際にトラブルがあった人向けになります。
他の人と一緒に消してほしいと頼む
複数人で写っている場合、効果的なのが他の人と何人かで消してほしいと頼むことです。
一人では心細いですが、何人かいれば「みんな嫌もだったんだ」と気付き、消してくれるでしょう。
ただし、同じ意見の人(写真を載せられたくない人)がいることが前提です。
万が一流出したら嫌だからと頼む
一番有効的なのが「万が一流出したら嫌だから」と頼むことです!
管理人も同じ頼み方で消してもらったことがあるので、効果は期待できるかと思います。
公開制限があるとは言え、ネット上に写真をアップしている時点で設定ミスやSNS側のトラブルで流出することは大いにあり得ます。
顔が写った写真は、住所や電話番号などと同じ「個人情報」です。
「何もないとは思うけど、個人情報が漏れるのは嫌」と、ハッキリ伝えるのも手ですよ!
頼んでも消してもらえない場合
どんなに頼んでも「せっかくみんなと写った写真だし…」と渋られてしまうことも少なくないのではないでしょうか。
険悪な雰囲気になってしまうのも嫌だけど、そのまま載せられるのもちょっと困りますよね。
どうしても載せられるのが嫌な場合は、以下の方法を試してみて下さいね。
下の方法ほど、重い対処法になります。
スタンプなどで隠してほしいとお願いする
もし「顔が出ているのが嫌」ということでしたら、顔部分に加工アプリなどにあるスタンプ機能を使って隠してもらいましょう!
比較的穏便に解決する可能性がありますが、大人数での集合写真は逆に浮いてしまうかもしれません。
また、「写真に自分が写っている事自体が問題」の場合は意味がありません。
運営者に依頼して消してもらう
TwitterやFacebook、インスタグラムなどのSNSには必ず管理している運営会社があります。
運営会社に依頼してみましょう!
たとえばFacebookの場合、画像をクリックすると右下に「オプション」が表示されます。
そこから「報告」をクリックすると、「この写真に自分が写っていることが好ましくない」などの選択肢が出てきます。
該当する事柄を選択すると、報告は完了となります。
※Twitterやインスタグラムでも同様の報告が可能です。
強引な手法でもありますので、頼んだけど聞いてくれない&どうしても削除してもらいたい写真がある場合に限定してくださいね。
法的措置をとる
最終手段は「法的措置をとる」ことです。
”許可なく勝手にSNSに写真を載せられた場合”は、肖像権の侵害にあたる可能性があります。
一般的には弁護士に相談して対処しますが、性的な写真(リベンジポルノやいじめ)レベル以外で動くことはおすすめしません。
ただし、SNSに載せた写真により、あなたの社会的評価が下がった場合は名誉棄損として損害賠償請求を検討しましょう。
まとめ
以前と比べて簡単に写真を撮ることができ、撮った写真をすぐにSNSに載せることができるようになりました。
そのため、仲の良い友人であれば許可なく写真を載せてしまうこともあるでしょう。
しかし気をつけないと、SNSを元に犯罪に巻き込まれる可能性もあります。
写真を消してもらう場合は、今後の関係が悪くならないように丁寧に頼みましょう!
- 載せられるのが嫌な理由
- そのまま載せるほかの代替案(顔にスタンプなど)を出す
以上の2点を最低限伝えると、納得してくれるかと思います!
もし、頼んでも消してもらえない場合はSNSの管理元に依頼するか、法的措置をとることもできます。
今回は「消してもらう側」に焦点を当てましたが、逆にあなたがSNSに誰かと写った写真を載せるときは、必ず相手にも許可を取ることをお忘れなく!
マナーを心がけて、お互いSNSを楽しみましょうね♪
☆「むしろ友人に写真を載せないでと言われて困っている…」という方は以下の記事を参考にどうぞ!