子どもが注射を怖がるのは当たり前ですが、大人になっても注射や採血が苦手な方も少なくないでしょう。
単純に針や痛いことが苦手だったり、「血」そのものが苦手な方もいるかと思います。
しかし、怖いからといって予防接種や健康診断を避けるわけにはいきません。
何かしら対策や克服方法を練っておきたいものですが、一体どのような方法があるのでしょうか?
今回は注射や採血が怖い場合の対策方法や、克服方法を紹介していきたいと思います!
☆お子さんが注射嫌いで悩んでいる方は以下の記事も参考にどうぞ!
大人が注射を怖がるのっておかしい?
病院で注射を怖がっていても違和感がないのは、せいぜい小学生までです。
それ以上の年齢で怖がっていると、周りの人からじろじろ見られてしまうかもしれませんね。
精神的な理由があったり先端恐怖症だったり、怖がる理由は様々でも周りからは「注射を怖がっている大人」に違いはありません。
いくら周りが知らない人ばかりとはいえ、怖がる姿を見られるのは色々と恥ずかしいものです…
しかし、怖いからといって注射をせずにいると、かえって大変な思いをする場合もあります。
うちの父がそうで、昔から注射嫌いでインフルエンザの予防接種を「今までかかったことないから大丈夫」と一向に接種しなかったのですが、案の定かかってしまい高熱で四苦八苦したようです。
それ以来、毎年受けるようになりました。
「あの辛さを思い出すと、注射の痛みなんて大したことない」と言っています。
注射以上にしんどい思いをすると平気になる場合もありますね。
とは言え、注射を避けて大きな病気にかかるのは良くありませんので、
「注射の痛みは一瞬!すぐ終わる!病気の方が辛い!」
と、自己暗示をかけてでも注射に臨みましょう!
注射や採血が怖い原因は?
注射や採血が怖い理由は様々だと話しましたが、一体何が原因で大人になっても怖く感じるのでしょうか?
原因は1つだけとは限らないので、自分に当てはまるものがいくつかある場合もありますね。
単純に痛いのが怖い
注射や採血独特の「チクッ」とした痛みが苦手な方ですね。
針が刺さるのはほぼ一瞬なのですが、その痛み自体が苦手だと注射自体が嫌になってしまいます。
ですが、逆に言えば「チクッとした痛みが苦手なだけ」なので、自己暗示や気を紛らわせるだけで一応注射や採血を乗り切ることができます。
注射の針そのものが怖い
先端恐怖症の方に当てはまるケースです。
注射針に限らず、裁縫の針や爪楊枝などを向けられると思わず目をそらしたりしませんか?
この場合は「針」が怖いため、注射の際は刺されているところを見ないように工夫をするのが一番です。
大人でも注射が苦手な方は案外多いので、お医者さんも気にしないかと思いますよ!
血が怖い
採血時に顕著に怖がったり、注射以外でも「血」を見るとしんどくなる人はこのケースです。
こちらも「針が怖い」同様「血が怖い」ので、注射や採血の際は目を反らしたりつむったりして回避しましょう!
注射後のテープは血が滲むことがあるため、看護師さんにさっと貼ってもらい、なるべく長袖の服や上着などで隠してしまいましょう。
「注射は怖いもの」という意識がある
小さい頃からずっと注射が苦手な方に当てはまります。
「注射は怖い!」という意識を大人になっても引きずっているんですね。
どうしても過剰に怖がってしまう場合、抵抗があるかもしれませんがメンタルクリニックなどで相談してみるのも手だと思います。
なんにせよ精神面に強い固定観念があるため、自力で治すのが難しいケースが多いです。
簡単な注射対策まとめ!
簡単な対策は「注射や採血が怖い原因は?」でも紹介しました。
まとめると、
- 「注射は怖くない」「すぐ終わる」など自己暗示をかける
- 注射・採血をされているところを見ない
- メンタルクリニックなどで相談して精神面から改善する
といった方法になります。
単純に「注射が怖い!」だけならまだしも、過剰な恐怖症でパニックを起こしてしまうほど重症な場合は、メンタルクリニックでカウンセリングを中心とした治療をおすすめします。
克服するためにトラウマをなくし、怖がらないようアドバイスしてくれるはずです。
恐怖心を持っているものに慣れていく方法も教えてくれます。
また、注射や採血は医師や看護師の技量の差によって違ってきます。
注射をする前に「注射苦手なんです」と一声かけておくと、上手な看護師さんに交代してもらったり気を紛らわせてくれる工夫をして頂ける場合がありますよ!
採血が苦手だった編集者の場合、一言相談しただけで採血中「今日は雨降ってますね~」「この病院までなにで来ました?」など、様々なお話をして頂き無事採血を終えることができました。
また、別の病院では「横になって採血しましょうか?」といった心配りもして頂けました(結局座ったまましましたが笑)
ということで、事前の対策としては「注射が苦手なのでちょっと目を反らしたりするかもしれません」といった一声をかけておくと安心ですね。
ただし、必ずしも配慮をして頂けるとは限りませんので、あくまで「注射そのものが苦手でしんどくなってるだけです」といった意味合いくらいに留めておくと良いでしょう。
克服方法のアイデア
注射の時はなんとか乗り切れても、毎回何かしらの対策を考えたり注射の前に悩んだりするのは憂鬱でもあります。
克服方法のアイデアとしては、「簡単な注射対策まとめ!」の対策方法を繰り返すことです。
人間どんなに嫌なことでも、多かれ少なかれ「慣れ」があります。
まずは健康診断や予防接種の際に自分に合った対策方法を何度も試して「あれ、案外平気じゃん!」と意図的に慣れていきましょう!
また、針を刺される時は緊張するかもしれませんが、できるだけ力を抜くように心がけてみましょう。
力が入ると痛みが増してしまいますので、なるべく深呼吸をしてリラックスすると痛みも和らぎますよ。
また、自分の頭の中で鼻唄を流すのも良いでしょう!
その際お気に入りのJ-popでも良いのですが、単調な童謡などの方が浮かびやすいと思います。
私の場合、名前を呼ばれて入ったらいつも「ぞうさん」を頭の中に流します。
毎回2番の途中でいつも終わっています笑
子ども騙しっぽく感じるかもしれませんが、長く感じていた時間があっという間に過ぎるのでおすすめです!
まとめ
注射や採血の対策・克服方法を紹介しました。
簡単に記事内容をまとめてみましょう!
- 病気に比べたら注射や採血の痛みは大したことない、と自己暗示をかける
- 注射や採血をしているところを見ない
- 恐怖心が尋常じゃない場合、メンタルクリニックでアドバイスを受けてみる
- リラックスして鼻唄を思い浮かべたり、予めお医者さんや看護師さんに「注射苦手です」と一声かけておく
ある程度心の準備が出来たら注射も苦にはならないでしょう!
赤ちゃんや子どもでも頑張っているのですから、大人に我慢できないはずはありません。
リラックスして大人しくしていればすぐに終わる、と思って乗り切りましょう!
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