暑い時期、どうしても外の風や扇風機だけでは耐えきれない場合があります。
そんな時に活躍するのが「エアコン」ですね!
夏場だけでなく、冷え込む冬場にも暖房という形で活躍をしていますね。
しかし、気がつくと結構な電気代になっているのがエアコンの怖いところ。
使わないというのもしんどいし、一体どのようなことに気をつけて節約すれば良いのでしょうか?
今回は、エアコン(冷房・暖房)の電気代を節約する裏技を紹介していきたいと思います!
エアコンの平均電気代
ボタンを押すだけで夏場に涼しさを与えてくれたり、冬場には暖かさを与えてくれたりするエアコン。
そんなエアコンはご存知の通り、電気で動いています。
なので、電気を使えば使うだけ電気代が発生します。
エアコンを使うと、どれほど電気代が発生するのでしょうか?
まず、エアコンの年間の平均電気代が以下になります。
【エアコンの平均電気代(年間)】
冷房:約5,512円
暖房:約16,562円
上記は冷房が3か月半、暖房が5.5ヵ月の使用時間の電気代になります。
月間でいうと冷房は約1,574円、暖房は約3,090円になりますね。
季節が限定されるとは言え、1ヶ月に1500~3000円の出費はなかなかのものです。
この金額が少しでも減らすことが出来れば誰でも万々歳ですよね!
次の項目からは、具体的なエアコンの節約方法を紹介します!
冷房でできる電気代節約の裏技!
冷房の節約術と言えば、設定温度を上げて28℃に設定することが有名かもしれませんね。
他には、エアコン本体の掃除や使用を控えるなどありますが、エアコンではなく、窓に目を向けてみてください。
そこから入ってくる熱気が部屋の温度を上げ、エアコンの冷房機能に影響を及ぼしてしまうのです。
そこに「遮熱」という考えを入れてみましょう。
断熱化が進んでいる今、室内の熱が逃げないようになりましたが、これは中に入ってしまった熱を追い出しにくくなってしまったと同義なのです。
そこで、「出来る限り外からの熱を中に入れてしまわないようにするための遮熱をする」というわけです。
具体的には、遮熱性の高いカーテンに取り替えたり、シャッターを半分だけ閉めたりすることが有効的です。
新しくブラインドをつける場合は、内側より外側につけた方が三倍の効果を発揮します。
冷ます熱を余分に増やさないことが重要です。
また、どうしても熱くてどうしようもない場合は温度を下げてしまう前に、扇風機を併用しましょう。
体に直接冷たい風を当てることで涼しく感じます。
※当たり過ぎには気をつけましょう!
暖房でできる電気代節約の裏技!
暖房の電気代が高くなってしまう理由は、設定した部屋の温度と外の温度との差が最初から大きいことにあります。
設定温度まで上がるのに時間がかかってしまうことが、消費電力が大きくなってしまうことに繋がっているのですね。
「冷房の節約方法」でお話した遮熱とは逆に、「断熱」を取り入れてみてください。
遮熱と違うのは、断熱は中にある熱を逃がさないようにするためのものです。
暖かい空気は冷たい場所へ移動してしまうため、熱を逃がさない仕組みを作ることが必要となります。
断熱シートを使うことはもちろん、こちらもカーテンを厚手の物に変更することが効果的です。
熱を逃さないためにも、床まで届く長さがオススメですね!
長さの短いものを使用するよりも、室内の熱が外に逃げにくくなります。
意外かもしれませんが、ここでも扇風機を併用することをオススメします。
今度は自分の体に当てるのではなく、天井を向けて使用します。
上の方に溜まりやすい暖かい空気を循環させることで、部屋全体を暖かくすることが出来ます。
気をつけること
今回お話しました遮熱と断熱について、意味が混同してしまわないようにご注意ください。
似ているように見えますが、全く別の言葉です。
夏場に断熱を、冬場に遮熱では全く意味が違ってきてしまいます。
「遮熱」は外側からの熱から内部を守り、「断熱」は内側の熱を外側へ逃げないようにすることです。
不透明な壁では断熱性だけでなく遮熱性もありますが、透明な窓ガラスでは光が透過してしまうため、断熱性の窓であっても遮熱の効果は得られないのです。
まとめ
【冷房の節約術】
- 夏場は「遮熱」を取り入れる
- 遮熱性の高いカーテンにする
- シャッターを半分閉じる
- ブラインドをつける際は外側につける
- どうしても暑い時は扇風機を使う
【暖房の節約術】
- 冬場は「断熱」を取り入れる
- 断熱性の高い(厚みのある)、長さのあるカーテンにする
- 断熱シートをつける
- 扇風機を利用して熱を循環させる
遮熱と断熱を上手く使うことが、エアコンの電気代を節約にも繋がっています。
エアコン本体の対策が尽きてしまったら、今度は内側と外側の熱の対策をしてみましょう!