今日も朝から子どもが言うことを聞かなくてイライラ。
子どもも半泣きになったりふてくされたり…
育児って、なんだか上手くいかないことが多いですよね。
親も朝から朝から叱りたくないし、子どもも朝から叱られたくないですよね。
何でおたがいそう思っているのに、毎日毎日同じことをくり返してしまうのでしょうか?
今回は子どもが言うことを聞かない理由やその解決方法について紹介していきたいと思います!
子どもが言うことを聞かないのはなぜ?
「早く片付けなさい!」
「ちゃんと勉強しなさい!」
「喧嘩をやめなさい!」
などなど、毎日のように子どもが言うことを聞かなくてイライラしていませんか?
しかも、忙しい時や急いでいる時に限って言うことを聞かない、しつけや習慣としてちゃんとしてほしいのに聞かない…
そして、最後はいつも「いい加減にしなさい」「さっさとやりなさい」「いつもそうなんだから」と怒ってしまったりしませんか?
毎日同じことを注意される、やめてということをやる、同じような失敗を繰り返す、あぁもうなんで言うことを聞いてくれないんだろう…そう思いますよね。
怒っている時にはそこに思いをはせることはなかなか難しいのですが、言うことを聞かない時の子どもの状態を考えてみましょう!
まだ学校に行く前の子どもだと、
- 疲れている
- 機嫌が悪い(暑かったりお腹がすいていたり、原因は色々)
- 別のことに夢中になっている
学校に行くようになると、さらに自我が強くなるので、
- やりたくない
- 親の言うことを聞きたくない、わかっているけど反発したくなる
などということも出てきます。
でも、子どもが言うことを聞かないのは、本当に子どもだけのせいなのでしょうか?
「親の方に何か問題があるかもしれない」と考えたことはありますか?
なぜ、大人は子どもに言うことを聞いてほしいのでしょう。
子どものためということももちろんありますが、親の都合良くしてほしいという気持ちもありませんか?
でも、子どもは「親の話を聞く」ことよりも、自分がしたいことや自分が話したいことが優先したい気持ちが強いのです。
子どもが言うこと聞かない理由7つ!
続いては子どもが言うことを聞かない主な理由を7つ紹介します!
なぜ言うことを聞いてくれないのか分からない時、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「いや」という返事を言わせる選択肢を与えている
「ごはん食べようか?」など、「~しようか?」「~してくれる?」という言い方をよくしますよね。
大人は指示する時に誘いかけるような表現で命令っぽくならないように子どもに声をかけます。
でも、その言い方では「いやだ」と言うことができてしまうのです。
そうすると機嫌が悪かったり眠いと「いやいや~!」となってしまうわけです。
指示が複雑すぎる、もしくは曖昧すぎる
子どもはまだ言葉を処理する能力が大人のように十分ではないので、一度に複数の指示を出されるとどうしたら良いのか理解できなくなります。
また、具体的ではない時も同じです。
カリギュラ効果を理解していない
「カリギュラ効果」という言葉を知っていますか?
禁止されると余計にその行為をやりたくなる心理のことです。
「~しないで」とよく言ってしまいますよね。この言葉が子どもが言うことを聞かない一つの原因です。
眼を合わせず別のことをしながら話している
やることがたくさんあるので、家事をしながら子どもに「~しなさい」と言うことが多いと思います。
でも、それは子どもに届いていないことが多いのです。
何かをしながらでは子どもに真剣さが伝わりません。
子どもの話を聞かない、子どもの心を気に留めない
子どもにも何かやらない理由、やりたくない理由があります。
また、子どもだって何か他のことがやりたい時に邪魔をされるのは嫌です。
ルールをうやむやにしている、叱る態度が一貫していない
「道路は走ってはいけない」と子どもに言っているのに、急いでいるからと親が走ったり、「片づけないなら捨てるよ!」と言いながら、ただの脅しとしているだけで捨てないでいたりするということはよくあります。
でも、大人が都合よく例外を作ってしまうと、子どもはそういうものだと思ってしまうのです。
子どもを否定する
何度言っても聞かない子どもに、「本当にだめね」「だから失敗するのよ」「馬鹿じゃないの」などと言っていませんか?
それを聞いた子どもはだんだん「自分はどうせそんな子と思われているんだから」と反発心が生まれるだけでなく、自尊心も失っていってしまいます。
イライラせずに解決する方法はある?
では、どうしたらイライラしないで子どもが言うことを聞いてくれるようになるのでしょうか?
具体的な方法を紹介していきたいと思います!
分かりやすい指示をする
子どもに指示する時は「ごはんを食べに来て」「~しますよ」「~しなさい」など、やさしく、でも明確で具体的な言い方をしましょう!
指示は1つ1つ明確に
言った通りに子どもが動かない時は指示が複雑すぎる、またはあいまいすぎると考えて、指示を1つ1つ明確にしましょう!
「片づけなさい」と言うのではなく、「おもちゃを箱にしまいましょう」
それが出来たらその次に「箱を棚に入れましょう」と一つずつ順番にさせる方が、子どもは何をすればよいか迷わずに、行動できます!
命令口調にしない
「お店では大きな声で騒がない」というのではなく、「お店では小さな声で話そうね」と、「こうして欲しくない」と思うことではなく、「こうして欲しい」と思うことを優しく子どもに伝えましょう!
目を見て話す
子どもの近くにきちんと近づいて子どもの目を見て同じことを伝える方がきちんと受け止めて、聞いてくれるのです。
真剣に言ってくれているのだということが子どもにも伝わります!
子どもの気持ちも理解する
子どもの状況や気持ちを考えずに、あれしなさい、これしなさいと言うだけでなく、きちんと理解を示してあげましょう!
気持ちを聞いてもらって、「そうなんだね」と分かってもらうだけで、子どもも素直に話が聞けるようになります。
その時はきちんと同じ目線で聞きましょう!
親も決めたことやルールを守る
ルールを決めたら、きちんと守られるよう親もきちんと守るようにしましょう!
また、「片づけなければ捨てるよ」といって、片づけなくても捨てられていなければ、子どもは「また脅かしてるだけだ」と思い、言うことを聞いてくれなくなるのです。
子どもを否定しない
子どもを否定する言葉を使わないことを努力しましょう!
良い声かけをした植物はきれいな花を咲かせるというような話を聞いたことはありませんか?
言葉をもたない植物でもそうなるなら、子どもにも影響があると思いますよね。
言うことを聞いてくれない時は否定するのではなく、言い方や伝え方を変えてみましょう!
同じことをいわれていると、だんだん耳を通過していくだけになってしまいます。
別の言い方をすると「あれ?」と思って耳を傾けやすくなりますよ!
してはいけないこと
当然ながら、子どもが言うことを聞かないからと行ってしてはいけないことがあります。
当たり前のことからついついしてしまいがちなことも紹介していきます。
感情的に怒鳴る、叩く
イライラしてくるとついつい感情的になってしまい、親御さんにとっては時に手も出てしまうこともあります。
感情的に怒鳴ったり、叩いたりすればその時はすっきりします。
しかし子どもには恐怖心が残るだけでお母さんが話していた内容は全く残らないのです。
怒鳴るのではなく具体的に説明してあげましょう!
また、怒りのピークは6秒と言われています。
6秒、ぐっと我慢してみましょう。案外長く感じるのでカウントしてみたり、手をグーパーと動かしてみたりしてみるなどしてみて下さい。
そうすると気持ちが落ち着いて子どもと向き合うことができますよ。
ご褒美で言うことを聞かせようとする
よくやってしまいがちですが、ご褒美で言うことを聞かせようとするのはあまりよくありません。
確かに「言うこと聞いたら~買ってあげる」と言われると、子どもはすぐに言うことを聞きます。
でも、これをくり返しているとご褒美がないとやらなくなってしまいます。
たまには良いと思いますよ!たまにだからこそ、効果を発揮することもあります。
それよりも、子どもがやる気になるよう、気分を乗せることが大切です。
早くしてほしい時は、お母さんとどちらが早いか競争しよう!などと言うと子どもはやる気いっぱいになってやってくれます!
叱るだけで褒めない
叱るときは叱りますが、褒めることも忘れてはいけません!
褒められると子どもは「きちんと見てくれている。愛されている」ということが分かります。そして自己肯定感も高まります。
ただし、やたらと褒めすぎてもいけません。
「お手伝いしてくれて、偉いね、すごいね」というのではなく、「ありがとう、助かるよ」と言うと良いですね!
まとめ
さて、子どもが言うことを聞かない理由とその解決方法を見てきました。
- 子どもが言うことを聞かないのは親の方にも何かがあると考える
- 基本的に子ども目線にもなって考えてみる、話してみる
- 叱るだけ叱ったり、毎回ご褒美で釣るのはNG
間違っても恐怖で子どもをねじ伏せるようなことだけはやめてくださいね。
子どもも親も毎日イライラせずにハッピーに過ごせるようになったら、叱らないといけないことも減っていくことでしょう!