ふとした瞬間、視界に入る枝毛。
筆者は、枝毛を発見した際、手元にハサミなどが無い場合は、つい爪で切ってしまったり、爪で切るのを失敗して、枝毛が裂けてしまったりするのですが、これは駄目な対応です。
じゃあ、正しい枝毛への対処法や対策って、何をすればいいのか?
そこで今回は、筆者と同じような対応方法している方には、特に読んでいただきたい、枝毛をなくす方法!と題して、枝毛の原因から対策方法まで、ご紹介したいと思います。
枝毛ができる原因
いくつかある原因の中で、特に日常の行動に関わってくるものを、3つピックアップしてみました。
髪が濡れたまま寝てしまう
髪が濡れたまま放置していると、キューティクルが開いたままになります。
このキューティクルが開いた状態とは、髪のタンパク質や水分が外へ流出してしまい、髪が乾燥しやすくなっている状態のことを指します。
そこに追い打ちで、寝がえりなどで、枕と髪の摩擦が起こると、キューティクルが剥がれてしまい、枝毛の発生する可能性があがることから、濡れ髪のまま寝ることはNGです。
ヘアカラーリングやパーマの回数が多い
カラーリングやパーマも、キューティクルを剥がすことに繋がります。
しかし、カラーリングやパーマを楽しめなくなることに、抵抗がある方もいらっしゃいますよね。
そこで、髪をなるべく傷めずに、オシャレを楽しめる頻度として、3ヶ月~6ヶ月が理想とされています。
ヘアケアを考えているときは、3ヶ月以下のサイクルで、カラーリングやパーマをするのは控えつつ、楽しんでみましょう。
間違ったドライヤーの使い方をしている
枝毛を予防するためには、ドライヤーを正しく使用し、髪を濡れたままにしないことが大事です。
正しく使用しないと、ドライヤーの熱で髪を傷め、水分の流出が多くなることに繋がります。
ドライヤーで髪を乾かすポイント
・ドライヤーの前に、タオルドライを丁寧に行う。
・ドライヤーは、髪から15㎝以上離し、1箇所に当て続けない。
・頭皮を乾かすために、髪の根元に風を当てるようにする。
切るのはあり?
結論からいうと、枝毛の対処法として、切るのはありです。
というよりも、切る以外に、現在は対処方法がありません。
しかし、筆者のように、指や爪で、引っ張りながら切るのはNGです。
枝毛を切るときに、乱暴にすると、髪が痛む原因になってしまうため、枝毛を切る際はハサミを使用することがおすすめ。
切り方としては、枝毛の部分から5㎝ほど上でカットすると、枝毛の再発を防ぐことに繋がります。
枝毛の治し方!
残念ながら、枝毛が出来た髪を、元通りに戻すことはできません。
既に発生してしまった枝毛は、前章で紹介したように、切ることが対応方法となります。
しかし、枝毛ができるたびに切っていては、際限が無く、根本的な解決にはなりませんよね。
そこで、次章では、枝毛が出来ないようにするにはどうしたらよいのか、枝毛の対策方法をご紹介したいと思います。
枝毛の対策方法
1度発生した枝毛を、元通りにすることが不可能とわかったからには、枝毛対策を重視したいですよね。
では、枝毛対策として、1番に思い付く方法はなんでしょうか?
筆者がまず思い付いたのは、『トリートメント』です。
ヘアサロンなどでも、髪のダメージを整えるため、勧められたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、枝毛について調べているところ、実はこの方法が、根本的な対策方法ではないことが分かってしまいました。
トリートメントは、1週間~3週間ほどは、手触りがよくなりますが、徐々に効果が落ちるため、ヘアケアとして永続的に続くわけではありません。
イメージとしては、補修よりも、一時的な保護に近い効果となります。
では、根本的な解決方法とは、どのような方法なのでしょうか?
比較的すぐに取り組みやすい方法を、いくつかピックアップしてみました。
明るい色のカラーリングを控える
カラーリングは、髪の表面にあるキューティクルを開き、内部に染料を浸透させて髪の色を変えます。
その際に、ヘアカラー剤は、髪内部のメラニン色素を分解、脱色するよう働くのですが、この働きが髪を傷める原因となっています。
明るい色のカラーリングをするほど、メラニン色素の分解率が高く、髪へのダメージが多いため、金髪に脱色できる『ブリーチ』などは、ヘアケアを優先したい場合は、特に避ける必要があります。
保湿する
1章の「枝毛ができる原因」でもふれた、間違ったドライヤーの使い方のご紹介からもわかるように、髪の水分を保つことは、枝毛対策はもちろん、髪の広がり、切れ毛対策にもなります。
髪の乾燥を防ぐおすすめ方法
・髪を洗い流すときは、ぬるめのお湯で。
・ドライヤー前に、ヘアミルクやオイルを使用する。
・タンパク質、亜鉛の摂取を心掛ける。
睡眠をしっかりとる
肌と同じで、髪も睡眠のゴールデンタイムが適応されます。
睡眠中に分泌する成長ホルモンが、髪の修復を進めてくれるため、枝毛予防だけでなく、白髪や切れ毛などにも効果が期待出来ます。
時間に余裕があるときは、睡眠前に頭皮マッサージを行うことも、ヘアケアとしておすすめですよ。
まとめ
最後に、枝毛の原因と対策について、簡単にまとめてみました。
①濡髪・回数の多いカラーリングやパーマ・ドライヤーの使い方に注意。
②カラーリング・保湿・睡眠に、予防対策の糸口あり。
③1度発生した枝毛は、元には戻らない。
オシャレを維持しながら、枝毛対策が出来るのが、理想的ではあるのですが、両立すると、どっちつかずとなってしまう恐れがあります。
そのため、今回は、明るい髪色やパーマなどのオシャレよりも、ヘヤケアを優先としたご紹介となりました。
枝毛予防を心掛けることにより、切れ毛や白髪など、他の髪のダメージ対策にも繋がりますので、枝毛などが気になり始めたら、オシャレを少しお休みして、ヘアケアに注力することで、美髪を手に入れちゃいましょう。