韓国コスメブームをきっかけに、注目されつつある、「アジア系コスメ」。
今では、韓国だけでなく、中国・台湾・タイのコスメも、日本国内で見かけることが増えて来ています。
しかし、注目される海外コスメは、危険性についても注目されるのが、避けて通れないポイントとなっており、今回ご紹介する「中国コスメ」も、例にもれず危険性を心配する方が、多くいらっしゃるようです。
確かに、中国製品と聞くと、悪いイメージを持つ方も少なくありませんし、筆者自身もやや警戒心があります。
そこで今回は、中国コスメの危険性についてと、肌に安全に使えるブランドを調べてみました。
そもそも中国コスメとは?
中国コスメは、もともと品質などの心配から、中国国内でも人気がないコスメでした。
ですが、2010年代後半以降から品質が高く、かつコスパの良いコスメを扱うブランドが登場したことで、中国国内の10代を中心に、利用する人が増えてきたとされます。
そこからは、材料からパッケージまで、中国国内のみで生産できる利点と、中国の伝統的デザインを取り入れた、美しいパッケージデザインが強みのコスメへと変わり、現在では、国内外で人気のあるコスメブランドも多くなっています。
そこからさらに、中国コスメが注目されるようになるきっかけが、「チャイボーグメイク」です。
2019年からSNS上で、サイボーグのような美しいメイクを施す、「チャイボーグメイク」が注目され、日本や韓国コスメではあまり見かけない、独創的なカラーバリエーションと、鮮やかな発色が、インフルエンサーを通して知られたことで、日本でも注目されるようになりました。
しかし、注目される機会が増えれば、ネガティブ意見の口コミも見かけることが増え、危険性が気になりますよね。
そこで次章では、中国コスメの危険性について、ご紹介したいと思います。
中国コスメって危険ではない?
前章でご紹介した通り、2010年代後半以降から、品質が高い中国コスメが増えてきていますので、昔に比べると、安全性が上がっています。
しかし、中国コスメが流行り始めてきたことにより、現在の中国コスメブランドは、300以上立ち上がっているとされ、中には、昔のように評判の良くないブランドもあり、注意する必要はあるようです。
以下では、中国コスメを安全に利用するために、ポイントを2つ、ご紹介したいと思います。
ポイント1 やはり注意したい杜撰な並行輸入業者
前回の記事、「韓国コスメって危険ではない?肌にも安全なブランドまとめ」でもご紹介しましたが、杜撰な並行輸入業者を利用してしまうと、トラブルに合う危険性が上がります。
中国コスメの安全性を調べると、特に「偽物」を心配している方が多いようですので、偽物の見分け方も合わせてご紹介いたします。
偽物の可能性が高い商品の特徴
・極端に値段が安い
・販売元の所在地が不明
・問い合わせ先がわからない
ポイント2 旅行先で購入したコスメに注意
旅行先で自分用にコスメを購入する場合、せっかくだし日本未上陸のブランドコスメを購入したいと、考える方もいらっしゃるかと思います。
もちろん問題はありませんが、危険性を避けるのであれば、使用前にパッチテストをするのがおすすめです。
理由は、薬機法(医薬品医療機器等法)の精査を通らないためです。
国内で輸入される海外コスメは、薬機法の精査を受け、国内で販売できる成分のみが配合された、日本国内向けのコスメとなるのですが、個人利用が目的で日本国内に持ち込まれたコスメは、精査を受ける必要がありません。
つまり、中国では問題がなくても、日本では問題のある成分が、配合されているかもしれないということです。
その結果、効果が高い代わりに成分が強すぎて、日本人の肌に合わず、肌トラブルにつながる方もいらっしゃるようです。
以上の危険性を避けるため、おすすめしたいのが、日本に上陸した中国コスメブランドを利用することです。
次章では、安全に使える中国コスメブランドとして、日本に上陸して話題となっているブランドをご紹介いたします。
安全に使える中国コスメブランド
安全性を高めるために、この章では、人気の中国コスメブランドと、2020年に日本に上陸して話題となっている、中国コスメブランドをピックアップしてみました。
ZEESEA (ズーシー)
日本で中国コスメブームの火付け役となった、ブランドの1つとも言われている、大人気ブランド、ZEESEA。
中国コスメを初めて使う方に、おすすめのブランドでもあります。
人気アイテムは、「ダイヤモンドシリーズ」。潤んだような目元を演出できる涙アイメイクを試すことができます。
日本での購入は、「ロフト」や「PLAZA」などで、商品を試してから購入するのがおすすめです。
ダイヤモンドシリーズ カラーマスカラ
ダイヤモンドのように輝くことで、目が潤んだように見える、通称、「涙マスカラ」。
中国コスメらしい発色の良さと、カールが長時間もつ、キープ力に定評があります。
ややラメが付きにくくありますが、マスカラの先端部分を使って、まつ毛に乗せるように工夫すると、奇麗に塗ることができます。
BLACK TIME(ブラックタイム)
2020年9月に日本に上陸した、BLACK TIME。トランプをモチーフとした、ゴシック調のパッケージが目を引くブランドです。
日本に上陸したアイテムは、中国で人気の「クイーン 10色アイシャドウパレット」と、「クイーンアイブロウ」の2種類。
日本ではネット購入以外にも、ラフォーレやららぽーとなどのショッピングモールで、取り扱っている店舗があります。
クイーン 10色アイシャドウパレット
ラメ・マット・グリッター・シマー・ピグメントの5種類のテクスチャーが組み合わされており、ゴージャスな見た目に反して、普段使いにもできる使い勝手の良さが嬉しいポイント。
使用感は、サラサラとしていますが、汗や水分などでは落ちにくく、メイクオフでは簡単に落とせます。
クイーンアイブロウ
ウォータープルーフで、しかも擦っても落ちにくいアイブロウ。「#01 クラウンブラウン」と「#02 トレジャーグレー」の2色展開です。
筆先は、三角形の繰り出し式のアイブロウと、丸みを帯びたスクリューブラシで、短い毛まで整えやすい、細身のペンとなっています。
まとめ
最後に、中国コスメの危険性について、簡単にまとめてみました。
・杜撰な並行輸入業者に注意。
・現地で購入したコスメは、パッチテストをしよう。
・初挑戦の方は、日本国内で購入できる、中国コスメがおすすめ。
今回、中国コスメを調べたことで受けた印象は、「思っていたより安全性が高いのでは?」でした。
特に、日本で中国コスメの火付け役となった、人気ブランドは安心して使っても大丈夫そうです。
コスパも良く、お試して購入する分にもハードルが低いので、気になる方は、注意点を踏まえた上で、日本とも韓国とも違った、独創的な中国コスメをまずは1つ、使ってみてはいかがでしょうか。