最近では誰もがやっているSNS。
自分の子どもをSNSに載せていたりアイコンにしていたり、様々な形で目にする機会が多いですよね。
自分の子どもの写真も載せたいけど、実際のところ載せても良いのでしょうか?
SNSに載せることによって、自分の子どもの顔がネットに流れるわけですから、安全面も気になるところ。
今回はそんなSNSに子どもの写真を載せることに対する安全性や実際に起きたトラブルとその対処法について紹介していきたいと思います!
SNSに子どもの写真を載せるのってあり?
SNSで可愛い子どもの写真を載せたいですよね。
しかも、かなりの方が自分のお子さんの写真をSNSで公開しているのではないでしょうか。
しかし、心配なのは犯罪などに巻き込まれたりしないのかの「安全性」
そして、見ている知り合いや友達はどう思っているのかの「周りの目」ですね。
「安全性」について
「安全性」については、やはり載せないよりは載せる方がリスクは増えます。
しかし、きちんと安全策を練ればリスクを減らすことは可能です。
気付かないうちに子どもを危険にさらしていた、なんてことにならないように、載せる前にしっかり対策をしてからにしましょう!
※対策や対処法については後述。
「周りの目」について
安全性だけでなく、周りの目も気になりますね。
子どもの写真ばかり載せていると、周りの反応がだんだん薄くなってしまうかもしれませんね。
以下は「あんまり関わりたくないな・反応したくないな」と思われる可能性が高い言動になります。
SNSに投稿する際は、以下の点についても気をつけてみてくださいね。
- 1日に何度も載せる
特に小さい時はすぐに色々出来るようになるので載せたい気持ちはよく分かります。
しかし、意外と他の人には違いが分からないんですよね。
それを続けていると、周りはコメントしづらくなってしまうかもしれませんので、連投するのは控えましょう。
- 子どものことしか書かない
子どもが生まれる前は友達とのお出かけや彼氏とのデートなど、色んな事を書いていたけど、生まれてからは子どもの事しか書いてない方も要注意です。
「子育てで忙しそうだし、遊びに誘っても良いのかな…」と、関わりにくくなってしまう可能性があります。
- 自慢ばかりする
自分の子どもは特に可愛いので自慢したくなっちゃう気持ちもありますが、あまり親バカ的な自慢をしていると周りから白い目で見られてしまうかもしれません。
たまには、子どもがこんなことやらかして大変だった!などの笑い話を書いてみるのも良いかもしれませんね。
子どもの写真を載せて事件になった例
続いては、実際に子どもの写真を載せて事件になった例をいくつかご紹介します。
- 自分の子どもの写真が違う人のアイコン写真に使われていた
今は載せた画像を誰でも取り込むことができます。
悪用という形で、自分の子どもの写真が使われるなんてこともあるみたいですね。
- 虐待を報告された
実際は虐待なんてしていないのですが、写真を見た方の勘違いで児童相談所がくる騒ぎに…
自分はそう思っていなくても、虐待だと捉えられて報告されるのはご自身もお子さんも辛いですよね。
載せる写真は誤解を招くようなものは使用しないでくださいね。
- 誘拐事件に繋がった
子どもの写真を載せることによる一番怖いトラブルですね。
海外では、実際にSNSがきっかけでおきた誘拐事件なども発生しています。
その写真が子ども(あなたのご家族)の住所や個人情報を晒している可能性もあります。
悪用や、通報、誘拐まで起きているSNSの写真投稿ですが、しっかり防いで上手に利用していきましょう!
事件や誘拐を防ぐ方法は?
続いては、SNSに子どもの写真を載せることによる事件を未然に防ぐ方法をいくつか紹介します!
もちろん、載せないことが一番の対策ですが、ママ友との交流や日記として載せたい場合は参考にしてくださいね。
公開範囲選ぶ
Facebookなどでは誰に公開するかを選ぶことができます。
これが全員に公開になっていると誰でもその画像を見ることが可能になってしまいますので、子どもの写真を載せる時には誰に公開するのか選んで載せる方が良いですね。
☆Twitterではツイート(投稿)に閲覧制限を設けることができる「非公開設定」があります。
モザイクやスタンプで加工
今では無料でも多彩な機能がついている画像加工アプリが出ています。
一箇所だけでもいいので、なるべくスタンプやモザイク処理などで加工をして、ハッキリと顔がわからないようにするのも良いですね。
口元を隠すだけでも結構分からなくなりますよ!
GPS機能を使わない
GPSの機能制限は重要です。
デジカメや携帯のカメラにはGPS機能が付いているものがあり、これがどこで撮られた写真か分かってしまいます。
正確な住所はわからなくても、近所で撮影したものをたくさん載せていると行動範囲がバレてしまったり、家の中で撮ったものなどは特に要注意です。
SNSに載せたい写真は、位置情報がついてないかしっかり確認しましょう!
ママ友などに勝手に載せられた場合
あなたが我が子の写真を載せなくても、ママ友や友人などが自分の子どもとあなたの子どもが写った写真をアップする可能性があります。
悪意が無い場合がほとんどのため、なかなか「消して」と言いにくいのも現状です。
関係を悪化させずに消してもらうコツは、
- なぜ載せられると困るのかを説明する
- 万が一トラブルに合ったら嫌だと説明する
- 実際のトラブル例を紹介した上で消してもらうよう頼む
以上を心がけると、比較的穏便にやり取りできるかと思います。
☆具体的な頼み方のコツは以下の記事も参考にどうぞ!
万が一トラブルが起こったら?
トラブルの種類にもよりますが、まずは速やかに状況を確認しましょう。
写真を悪用された場合は、悪用した人・会社などの連絡先へ削除の連絡を。
住所などを特定された場合は特定機関(後述)への相談を。
万が一子どもが誘拐された場合は速やかに警察へ連絡しましょう。
写真の転載(別の人が無断で自分の子どもの写真を使っているなど)は基本的に管理者や当人に連絡をするのが一番手っ取り早いですね。
しかし、個人的に対処ができない場合は早めに警察に行って相談することをおすすめします。
■ネットトラブルの相談窓口
警察庁 インターネット安全・安心相談
まとめ
- 写真の公開範囲を決める
- 子どもの顔などにスタンプやモザイクなどの画像処理をかける
- 住所が特定されないように、周囲に写っている景色などには注意する
- GPS機能に制限をかける
- そもそもSNSに子どもの写真を載せないのが一番の安全策
子どもの写真をSNSへ投稿する際の注意点や実際起こった事件などを紹介してきました。
SNSは基本的に自分が書きたいことを書けば良いと思いますが、色んな人が目にすると思います。
なので、大切な子どもの為に親として防げることは防いであげて、自分も周りも見て楽しい嬉しい、そんな載せ方ができると良いですね!