もし、あなたのお子さんが「学校に行きたくない」と言ってきたらどうしますか?
私も、小学生の頃は時々学校に行きたくないことがありました。
子どもは、大人が思っている以上に繊細で敏感です。
学校に行きたくない理由をしっかり考えて、対処したいものですね。
ということで、今回は子どもが学校に行きたがらない理由や、親が子どもにできることについて紹介していきたいと思います。
学校に行きたくない理由として考えられるもの
子どもが学校に行きたくない理由は、様々考えられます。
ここでは、具体的に学年別で紹介します。
小学校低学年(1年生・2年生)
- 給食が嫌
給食が多くて食べられなかったり、苦手なものがあるなど給食にコンプレックスを持つ子どもは少なくないようです。
私は苦手がチーズが給食に出る日は、朝から憂鬱でした…
- じっと座って勉強をするのが苦手
幼稚園の時はそうでなくても、小学校にあがるとどうしてもじっとすることが苦手になってしまう子どももいます。
小学校中学年(3年生・4年生)
- 男子にからかわれる
この頃の男子ってよく女子をからかいますよね。
私も中学年の頃は男子にからかわれて、学校が女子だけだったらよかったのに…なんて思っていました。
- 友達にからかわれる
学校で跳び箱が出来なかったりおもらししたり失敗したことがあるとすぐからかうんですよね。
小学校高学年(5年生・6年生)・中学生
- 授業についていけない
小学校高学年から一気に勉強が難しくなるんですよね。
それで、授業についていけず学校に行きたくない子も増えていきます。
全学年共通
- いじめ
いじめが原因で学校に行きたくない子は非常に多いです。
学校に行きたくない(不登校含む)理由でも大半を占めています。
- マラソンの授業が嫌
私もそうでしたが、運動が苦手な子はマラソンの授業は非常に嫌なものです。
そういったときに限って雨が降らないんですよね…
- 特定の授業が嫌
先程のマラソン以外でも、苦手な教科の授業が嫌で学校に行きたくないという場合もあります。
- 先生が恐い
先生にひどく叱られてしまって恐怖を感じてしまっている子もいます。
- 夏休み明け
自由だった長い夏休み明けは、学校に行きたくない子が激増します。
- 宿題が出来ていない
私も経験がありますが、宿題が出来てない時は学校に行きたくなくなりますよね。
不登校になってしまったらどうする?
先程は学校に行きたがらない場合に考えられる理由をいくつか挙げました。
なるべく原因を知って少しずつでも解決することができれば良いのですが、実際子どもが不登校になってしまったらどうしたら良いのでしょうか?
お子さんのタイプや不登校になってしまった原因などにもよりますが、基本的なことを挙げてみました!
子どもの様子をよく観察する
子どもを部屋に閉じ込めておかず、リビングで過ごしている様子など見守ってあげましょう!
ただし、不自然になりすぎないようにしてくださいね。
子どもの話を聞いてあげる
何でも良いので、子どもの話をよく聞いてあげましょう。
話を聞いてあげるだけでもだいぶ子どもも落ち着きますよ。
保健室登校を勧める
不登校になってしまった子でも、保健室なら行ける子もいます。
それがきっかけで教室に行けるようになることもありますので、落ち着いた頃合いに提案してみても良いでしょう。
ただし、あくまで「勧める」程度におさめてくださいね。
フリースクールを勧める
学校自体行きたくない場合、フリースクールという選択肢もあります。
フリースクールには様々な年代の子どもが通っていて、学校のカリキュラムに縛られないで自由に自分の好きなことを勉強できます。
こちらもあくまで「勧める」という形で紹介してあげてくださいね。
※義務教育期間中の場合は、通っていた学校に籍を残したままフリースクールに通うことになります。
※フリースクールの出席が元の学校の出席にカウントするかどうかは、元の学校の校長先生の判断になります。
子どもに理由を聞くのはNG?
子どもに学校に行きたくない理由を聞くのはNGでしょうか?
繊細な状況だからこそ、理由も知りたいわけですが聞きにくくもありますよね。
無理やり聞くのはもちろんNGですが、子どもが話してくれそうな時は共感するように聞いてあげましょう!
たとえば、
子ども「実は学校で…」
あなた「うんうん、そうだったの」
という感じで責めることはせずに共感をしてあげましょう!
また、会話を妨げたり質問責めをしてしまうと子どもが話しにくくなってしまうので避けましょう。
してはいけない・言ってはいけないこと
学校に行きたくない子どもにしてはいけないこと、言ってはいけないことを紹介します。
場合によっては更に状況が悪化することもあるので慎重に動きましょうね!
- 「どうして学校に行かないの?」と言う
親ならどうしても理由を聞きがちですが、まずは見守ってあげてください。
理由を聞くのは子どもが落ち着いてきたり、親御さんと問題ないレベルまで話せるようになってからです。
- 「学校に行きなさい!」と言う
もちろん学校に行きなさい!と叱るのも逆効果です。
- 学校に無理やり連れて行く
親ならしがちですが、嫌がる子どもを無理やり学校に連れて行くのはやめましょう!
余計に学校が嫌になります。
- 部屋に引き込もらせる
かといって、一日中部屋に引き込もらせてはいけません。
子どもと一緒にご飯を食べたり、以前と変わらず接してあげましょう!
まとめ
私も小学生の頃は時々学校に行きたくないと思ったこともありました。
その理由は大人にとっては大したことがないように思えますが、子どもにとっては深刻だったりします。
そんな時は、しっかり子どもの話を聞いて共感してあげましょう!
もしどうしても行きたくない時は、1日~2日休んで見るのも良いかもしれませんよ。
あまり長期間休んでしまうと、もっと学校に行きづらくなりますからね。
「なんで学校に行かないの!」と責めるのではなく「どうして学校が嫌なの?」と、なるべくお子さんが返しやすいように優しく聞くことがポイントです。
もちろん、お子さんが感情的になっている時は避け、談笑ができるくらいの調子の時に聞いてみるのが良いでしょう!
焦ってしまう気持ちもわかりますが、まずはお子さんの様子をしっかり見てあげてくださいね。