インターネットの利用が増えたこの時代。
小さいうちからYouTubeなどで動画を閲覧したり、オンラインゲームやソーシャルメディアなど、子どもたちのオンライン生活は日々広がっております。
このような環境の中で育ってきた子どもたちは「デジタルネイティブ」と呼ばれています。
子どもを持つ親としては、より早い段階からオンライン上のマナーやセキュリティについて教育する必要がありますね。
今回は子どもとネットの関係や、トラブルの回避方法などを紹介していきたいと思います!
子どもにネットを使わせるメリットとデメリット
実際、私も子どもが7歳の頃にスマートフォンを持たせました。
小学生になると、習い事や友達と遊びに行くことも増え、共働きだったので連絡手段がほしかったことと、GPS機能がほしかったことがきっかけです。
また、たまたまその時期に家族が全員スマホの乗り替えると割引があったこともあり、子ども専用のスマホを買いました。
子どもがスマホデビューしてから3年が経ちますが、改めてメリット、デメリットを考えてみました。
メリット
- 知りたいことをすぐ調べられる。
- メールができる。
- ゲームやアニメを見ることができる。
- 世界のニュースを知れる。
- 動画を見ることができる。
- スカイプなどで、離れた人と話せる。
- GPS機能で子どもの居場所がわかる。
なんといっても、「パソコン・スマホ1台でなんでも出来る」という便利な点ですね。
現在では教育の一環で、タブレットを使った授業などもあるくらいです。
デメリット
- 長時間使いすぎてしまう。
- 本を読まなくなった。
- 調べた情報がウソの情報かもしれない。
- Webの検索結果で、不法な情報などにアクセスしてしまう。
- 使い方を間違えると、個人情報が漏れる危険がある。
- 子どもの教育上、良くない情報が目に触れる場合がある。
自由度が高すぎるが故に、ネット上には子どもにとって良くない情報も出回っています。
また、使い方を誤ると、個人情報の流出といった大きな事件に繋がる可能性もあります。
そもそも子どもにネットを使わせてもOK?
”保護者の元で使う場合”は、良くないことをしようとした時点で止めることができるので、使用しても良いと思います。
それに、ネットの世界に限らず、何事もデメリットゼロで使い続けることは不可能です。
外で遊べば怪我をすることもあります。友達ができればケンカをすることもあります。
ネットを利用することでも、大人になるまでの間にいろいろな経験を積むことは間違いありません。
なので、「ネットには悪いこと・恐いことがいっぱいあるから、やらなければ安心だ」という考え方だけではいけません。
ネットのメリットを最大限にするために、生活に悪影響を与えないで利用するにはどうしたら良いのか考えることが大切だと思います。
人間関係や勉強と同じように、正しい知識の元に経験を積むのが一番です。
トラブルを回避する方法は?
ネット環境で一番恐れられているトラブル。
現実の世界とは違い、ネットでは知らない間に架空請求や出会い系サイト、個人情報の流出などの有害サイトに、子どもでも入ってしまうことがあります。
実際に、小学生でもトラブルに巻き込まれる事件が起きています。
有害サイトを避けるには、フィルタリングが一番です。
見せたくないサイトや避けたい言葉を選択し、閲覧を拒否することができます。
あなたが今契約しているネットの通信会社に問い合わせれば、フィルタリングの方法が分かります。
また、セキュリティソフトや民間のフィルタリングソフトもあります。
それぞれの特徴を比較して、ご家庭にあったフィルターを活用するようにしましょう!
しかし、それでも抜け穴はあるものです。
子どもには、変な画面が出てきたら必ず親に報告するようにルールを決めておくと安心ですね。
☆スマホのフィルタリングに関する記事も参考にどうぞ!
ネットをさせる際の決めごと
まず、大前提として現実の世界でもやってはいけないことは、ネット上でもやってはいけません。
子どもが上手にネットを活用できるようにするために、家庭のルールを作るようにしてください。
実際に私と子どもとの間で決めているルールはこちらです。
利用する場所や時間を決める
- 動画やゲームをする場合はWi-Fi環境のみ。
- そして1日2時間まで使用可能。
ネットを利用させるにあたって、時間を決めるのは非常に有効ですよ。
Wi-Fi環境のみ可としているのは、ネットの使いすぎによる「通信速度の制限」防止のためです。
☆上手な時間の決め方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
パスワードは親が管理する
勝手にパスワードを作って、親に見せれないようにすると没収するように決めています。
パスワードはサイトのログインや、各種アプリやソフトのインストールに必要になることが多いため、有害なアプリ(ソフト)のインストール防止という意味でも非常に有効です。
名前や顔写真、学校名など書き込まない
個人情報が流出する危険を予め伝えておきましょう。
TwitterやFacebookなどでは、自分の学校名や本名、顔写真を使う場合が多いのですが、できれば控えさせたほうが良いでしょう。
友達にメールなどのやり取りを強要しない
必要な時のみ、使用するようにするように伝えましょう。
あまりに長々とやり取りをしていると、視力の悪化などに繋がります。
何かあればすぐ報告する
子どもが何かに巻き込まれないようにするには、親と子どもの関係が大切です。
万が一トラブルが起きた場合、すぐに親へ連絡・報告させるように話しておきましょう。
まとめ
ネット依存症にならないためにも、やはり子どもとのコミュニケーションを考えながら、家庭のルールの中でネットを使用するべきです。
ネットの中には自分の知らない世界がたくさん入っています。
その中で、知識や経験を得ることも多いので、私は子どもにネットを使用させることは賛成です。
親ができることは、子どもが今何に興味を持ているのか・どんなことが好きなのか・誰とどんな話をしているのかなど、常に日常のコミュニケーションを密にし、子どもがなんでも話せるような関係を築いておくことです。
そういった関係を築き、子どもに正しいネットリテラシーを教えてあげられる良いですね!