あなたは小さい頃、歯医者に行くのが嫌だった経験はありますか?
私も虫歯はありませんでしたが、歯医者のあの「キーン」と削る独特な音を聞くのが苦手でした。
大人ですらそんな音を聞いただけで「痛いんじゃないかな」「怖そうだな」という不安があるかと思います。
子どもの場合そういった不安や恐怖心が顕著に現れ、診察前に泣き出してしまったり、今から歯医者に行くという時点で嫌がったりする子も多いですね。
今回は子どもが歯医者を泣いて嫌がる場合の対処方法や安心させる方法について紹介していきたいと思います!
子どもが歯医者を嫌がる理由
まず、子どもはなぜ歯医者を嫌がるのでしょうか?
理由や原因をいくつか紹介していきます。
怖い要素がたくさんある
歯医者では「キーン」といった歯を削る音や、独特な臭い、先のとがった器具など、子どもにとって怖い要素がたくさんあるのです。
治療の時は痛みが生じる場合もありますし、数回目でも嫌がる子が多くなってしまいます。
歯を触られるのが嫌
小さい子どもの場合、歯みがきなど歯を触られるのを嫌がりますよね。
それは親に限った話ではなく、歯医者さんに触られる場合も同じです。
大きくなっていくに連れ、和らぐ傾向にあるので最初の方は優しく言い聞かせてあげましょう。
大人(親)が怖がっている節がある
私が子どもの頃は、いたずらしたらよく「悪い事したら、歯医者に連れて行くよ!」なんて言われて脅されました笑
そのため、大人になっても歯医者に対して怖いイメージを持ってしまっています。
パパやママが歯医者が苦手だから、子どもに「歯医者=怖い場所」という認識が植えつけられるのでしょうね。
泣く場合の対処法
もし、歯医者で子どもが泣いてしまった場合は、どのように対処したらいいのでしょうか?
子どもといっても幅広いため、年齢別に紹介します!
3歳未満の子どもの場合
まだ意思疎通がうまくいかないこの頃は、ママの存在が大切です。
診察台で、押さえられ口の中を見られるのは、とても嫌なはず。
ママがそばにいてあげて、お腹をさするなど声をかけてあげてくださいね。
怒ってしまうと余計恐がりますので、優しく接してあげましょう!
幼稚園生(3歳~6歳)の場合
幼稚園生くらいになると言葉を理解してくるので、なぜ歯医者に行くのか・なぜ口を開けるのかなど、きちんと説明してあげてくださいね。
また、歯医者選びもなるべく子どもの対応に慣れている歯医者を選びましょう。
小学生の場合
小学生になると、ママ以外の大人の言うことも理解できるようになります。
まずは子どもに歯医者の先生の話をしっかり聞かせましょう!
子どもと先生の信頼関係を築くことが大切です。
その際は、ママは横から口を挟まないようにしましょう。
暴れる場合の対処法
中には、治療や歯医者そのものが怖くて暴れてしまう子どももいるでしょう。
とくに、2歳~4歳の子どもに多いですね。
そんな子には、どのように対処したらいいのでしょうか?
まず注意したいのが「無理やり押さえつけないこと」です。
ただでさえ怖いのに、暴れている中わけが分からず押さえつけられるなどの怖い思いをしたら、一生トラウマになります。
そうすると、大きくなっても「歯医者=怖い」存在になってしまいます。
泣き止むまで待つか、優しくなだめて落ち着かせてあげるのが最善でしょう。
もし、大暴れしそうな子どもには小児歯科に連れていくことをおすすめします!
小児歯科では、もちろん子どもに慣れている先生が診察してくれますし、診察台も子ども向けに作ってあります。
先生によっては、初日には診察しないで子どもとお話しして、最初にコミュニケーションを取る所もあります。
ママにとっては早く治療してしまいたいところですが、じっくりとその子にあった対応をしましょう!
子どもを安心させる方法はある?
歯医者を怖がってしまわないように、子どもが安心させるためにどうすれば良いのでしょうか?
説明しても上手く理解できない年齢だとなおさら困ってしまいますよね。
いくら親だからといって、怖がる子どもを説得させたり安心させたりするのには限界があります。
ということで、そんな親御さんの不安や、子どもの恐怖心そのものを和らげることができる方法を紹介します!
パパやママがリラックスする
パパやママの中にも歯医者が苦手な人は多いと思いますが、子どもを安心させるためにはまずパパやママがリラックスしましょう!
そうすることで、子どもも自然とリラックスしますよ。
小児歯科を選ぶ
先程も紹介しましたが、歯医者の中には子ども向きの小児歯科があります。
小児歯科では子どもの対応に慣れた先生やスタッフの方が診察してくれますので、ママも安心ですね!
アニメを見ながら診察出来たり最後にご褒美がもらえたり、子どもが喜ぶ工夫がたくさんされています。
診察台の前にテレビモニターがある歯医者を選ぶ
「小児歯科が近くにない…」という方もご安心ください!
最近の歯医者には患者さんを安心させるために、診察台の前にテレビモニターがある歯医者もあります。
私が普段行っている歯医者も診察台の前にテレビモニターがあり、子どもにはアンパンマンなどのDVDを流してくれます。
各地域の歯医者の公式ホームページを見てみるなどして、テレビモニターがあるか調べてみると良いですね!
キッズスペースがある歯医者を選ぶ
小さい子どもは、長い時間歯医者にいるのも飽きてしまいますよね。
待っている時間はリラックスさせたり、少しでも恐怖心を和らげるために遊ばせてあげましょう!
そういった子どもの遊び場であるキッズスペースがある歯医者を選ぶといいですよ!
最後にご褒美をあげる
がんばった子どもには終わった後にご褒美をあげましょう!
毎回おもちゃだと出費が大変ですので、お菓子やゲーム1回などのちょっとしたご褒美をあげると良いですね!
まとめ
子どもが歯医者を嫌がらないためには、「歯医者は怖いところ」と言って脅したりしないで「楽しいところだよ」「悪いバイキンをやっつけてくれるところだよ」と伝えてあげてください。
また、パパやママがリラックスすることで子どもも安心します。
最近では小児歯科のように、子ども向けのアニメを流してくれる歯医者もありますので、虫歯になる前にどこの歯医者がいいのか予め探しておくのも良いですね。
子どもが歯医者で泣かないで頑張ったら、褒めてあげましょう!