和風の結婚式で見られる白無垢。
白無垢は最も格式の高い正礼装で、挙式の時のみに着られます。
最近ではまた和装で式を挙げる人が多くなってきていて、日本の和を大事にしていることが伺えます。
白無垢は日本でしか着られませんし、せっかくだから白無垢を着たい!という女性も多いですね。
今回はそんな白無垢の意味や由来、結婚式で着る際の注意点などを紹介していきたいと思います!
白無垢の由来
白は「太陽の光の色」とされ、神聖な色と考えられてきました。
白は純潔な色ですので、どの家風にも染まるという意味が込められています。
平安時代に婚礼の時に着用した白打掛が起源となっていますが、婚礼の衣装やルールが決められたのは室町時代で、それが今日まで長い間に渡って受け継がれてきたと言われています。
白無垢の意味とは?
「白無垢」の特徴である白色は前項目でも解説した通り、「太陽の色」とされた神聖な色で、心の美しさを象徴し、凛と引き立たせてくれます。
白は生まれた時に着る服と、死者に着せる服にも使われます。
要するに、生まれ変わりの意味を表し、生家の娘として一度死に、婿家の嫁として新たに誕生するということです。
「死ぬ覚悟で嫁ぐ」という重い意味が、白無垢には込められています。
☆補足
色打掛の赤色は生まれ変わりの色であり、白無垢を着て一度死んだことを表してから、赤色に着替えて生まれ変わったことを表します。
「嫁ぐ家で新たに生きる」という考えがあるようです。
赤色は生まれ変わった赤ちゃんであり、血液の色です。
その赤い色を体に身に着けることで、甦るわけですね!
ですので、白無垢を着たら赤い衣装を着ます。
もしくは、赤い色のものをどこかに取り入れるのです。
☆白無垢のネイルに赤色を取り入れても良いですね!
結婚式で着る際の注意点5つ
素敵な結婚式にするために、白無垢を着る際の注意点を紹介していきます!
和装の種類を知る
親族の中で、昔からある着物の言い伝えなどを尊重している人もいるかもしれません。
和装着物には種類がありますので、着る際はルールなどを理解し、じっくり着物を選びましょう!
ウエディングドレスよりも料金が高い
和服はウエディングドレスよりもレンタル料金が高く設定されています。
また、ドレスと違って簡単に着ることができないので、専門の着付けをしてくれる人が必要になります。
ということで、レンタル料金+着付け代もかかるということを覚えておきましょう。
着付けやヘアメイクの時間をしっかり考える
白無垢はウエディングドレス以上に、着物の着付けやヘアメイクの時間がかかります。
特に着物は身に着けるものが多いです。
時間に余裕をもって行動するように心がけましょう!
着くずれに注意する
着物は着付け担当の人が着つけてくれるので大丈夫だとは思いますが、着たまま会場内を歩いたりするので着くずれが起きるかもしれません。
大きい行動はしないようにしましょう。
また、着崩れた時に簡単に直せる方法なども担当の人から聞いておくと良いかもしれません。
かつらの試着をする
髪が長い人は地毛でヘアのセットができてしまう人もいますが、だいたいの人はかつらを使用します。
多くの人が見に来る式で、みんなの前でかつらがずれてしまったら恥ずかしいですよね。
多少頭を振ってもずれないか、事前にしっかりと確認しましょう!
まとめ
- 白無垢は平安時代の婚礼時に着用した白打掛が起源と言われている
- 白無垢には「死ぬ覚悟で嫁ぐ」という意味がある
- ウエディングドレスよりも費用がかかる
- 着崩れやかつらのズレには気をつける
- 移動の時間をしっかり計算する
白無垢は日本の伝統的な服装ですが、意味や由来を知っている人は少ないかと思います。
どうして白色が特別な場での服装に使われるのか、意味を理解することで、より自信を持って白無垢を着て式に出席することができるのではないでしょうか?
この記事を読んだ機会に、ぜひ白無垢のことに関して知識を深めてください!
☆白無垢のネイルも可愛らしいものがたくさんあります!