レジャーの楽しい季節は、ちょっと遠出の旅行も行きたい!
でも愛犬をペットホテルに預けたら「元気にしてるかな」とか「寂しくないかな」とか、何かと気になったりもしますよね。
旅行に連れて行くとなると、気がかりなのが「ストレス」
電車や車での移動は、犬にとってストレスになるのでしょうか?
今回は犬を旅行に連れて行く際の注意点や必要な持ち物、ストレスとの関係などを紹介していきたいと思います!
犬を旅行に連れて行く手段
旅行における犬と一緒の移動には、どんな手段があるかご存知ですか?
自家用車はもちろん、電車・新幹線・飛行機などの交通手段を使うこともできるんです!
電車に乗せる場合
どの鉄道会社も、手回り品の料金を別途払うことで乗車を認めてもらえます。
※JR各社の手回り料金は270円ですが、私鉄各社はそれぞれ問い合わせてみて下さい。
新幹線でも手回り品として乗ることができます。特急料金もいりません。
ただし、座席は使えないので膝の上や足元に置きましょう。
JRでは、
小犬、猫、鳩またはこれらに類する小動物(猛獣やへびの類を除く)で、
- 長さ70センチ以内で、タテ・ヨコ・高さの合計が90センチ程度のケースにいれたもの
- ケースと動物を合わせた重さが10キロ以内のもの
…という規定になっています。
頭まですっぽりと入るキャリーバッグやクレートを利用して、足元に置くようにしましょう!
小型犬はキャリーバッグ、中型犬以上はクレート(上記画像の2番目)を使用すると良いでしょう!
飛行機に乗せる場合
飛行機に乗るときには、犬は手荷物扱いで、貨物室に乗せることになります。
ANA・JAL・AIR DO・スカイマークなどで利用することができます。
ただし、熱中症になりやすかったり、パグやシーズーなどの短犬種は預かりを行っていない場合があるので、予約をする前に確認しましょう。
また、預ける時にはケージに入れる必要があるので、既定サイズの確認が必要です。
※貸出用のケージもあります。
簡単に言うと…
一緒に飛行機に乗るといっても、手荷物として貨物室に乗せることになります。
しかし最近は犬と機内に一緒に乗れるようなツアーもあるので、調べてみるのもよいですね。
バスに乗せる場合
路線バスは、電車と同じ要領で乗ることができます。
ただし、夜行バスはペットの持ち込みが禁止されていることがほとんどです。
貸し切りバスの場合は、バス会社によって対応が異なるので事前に確認しましょう!
タクシーに乗せる場合
タクシーは、タクシー会社によって規定が違います。
全面禁止の会社、抱っこで乗せられる会社、ゲージに入れれば良いという会社など、様々です。
事前に問い合わせをしておき、確認しておきましょう!
旅行に連れていくのはストレスになる?
さて、交通手段は確認できました。
次は、犬にとって旅行がストレスにならないかどうか考えてみましょう。
いくつかストレスになるポイントをまとめてみました。
愛犬が当てはまるようであれば、慣れさせたり回避できるような工夫を考えたほうが良いかもしれません。
トイレは大丈夫?
神経質な犬の場合、外に行くと我慢してしまうことがあります。
日頃の散歩ではしても、旅行先ではしない場合もあります。
あなたの愛犬は、慣れない場所でもトイレはできますか?
これで解決!
まずは隣町へ車や電車などで、簡単なお出かけをしてみましょう!
「慣れ」で解決できる場合があります。
クレートやケージは大丈夫?
電車の中や宿内を移動するときは、クレートやケージに入れて移動します。
トレーニングができていないと「閉じ込められる!」というだけでストレスになってしまいます。
これで解決!
子犬の頃からクレートやケージに慣れさせておくと良いですね。
成犬の場合は、クレートやケージを犬の行動範囲内に置いてみたり、中におやつを置いてみると良いかもしれません。
車や電車は大丈夫?
人間も同じですが、何でも初めてのことは緊張しストレスになりますよね。
これは犬も同じで、いつもと違う移動方法はとてもストレスになってしまいます。
これで解決!
やはりこれも「慣れ」です。
まずは近所の町などへお出かけして、徐々に慣らしていきましょう!
犬を旅行に連れて行く際の注意点
さて、交通手段も手配して、旅行のストレス回避のためにトレーニングもして、さあ旅行に出発!
しかし、その前にいくつか注意点があります。
愛犬のためにも、しっかりと心得ておきましょう!
- 犬も車酔いをする
車酔いの原因は揺れもありますが、芳香剤のニオイなどが強すぎるというのもあります。
芳香剤だけではなく、車特有の香りも犬にとっては車酔いの原因になります。
換気を良くする、犬用のアロマスプレーを使うなどして気をつけてあげましょう!
- 排泄をすませておく
電車移動でも車移動でも、排泄は必須です。
また、時々休憩をいれて排泄させてあげるようにしましょう!
- ワクチンや予防接種をする
「ワクチンや予防接種が済んでいること」が、宿泊の条件としているところがほとんどです。
もちろんフィラリアやノミ・ダニ予防も忘れずにしておきましょう!
- ヒートになっていないか
メスの犬の場合、年に数回ほどヒート(犬の生理・発情期)を迎えます。
ヒートは季節関係なく訪れるため、犬の様子を確認しておきましょう。
発情前期は約7日~10日ほど続きます。
この時期にはホルモンの影響で落ち着きがなくなり、飼い主の言う事を聞かない子もいます。
陰部が肥大し赤い粘液が見られる様になります。
出典:犬のヒートの時期と対処法
もし、直前にヒートになってしまったら大変残念ですが、旅行は中止した方が無難です。
必要な持ち物
犬と旅行にいく際に、持っていくことが望まれる持ち物は以下の通り!
- トイレ用品(シートなど)
- キャリーバッグやクレート
- 首輪やリード(できれば迷子札つきのもの)
- お気に入りのおもちゃや毛布など
- 普段使っている食器
- 普段食べているフード
もしトイレを我慢してしまいやすい犬や、ちゃんとできるか心配というときには、家の環境と近いトイレを持って行くと良いでしょう。
また、使用済みのトイレシートならトイレと認識しやすいのでおすすめです。
食事関連につきましては、宿泊施設でも貸していただけるし食事も出ますが、普段使っている食器の方が安心して食べることができる犬もいるので、念のために持っていくと良いですね。
まとめ
さて、犬と一緒に旅行に行くためのことをみてきました。
簡単に記事の内容をまとめてみましょう!
- 車だけでなく、公共の交通機関も使用できる
- 公共の交通機関を使用する時には、事前に色々な確認をしておくことが大切
- 犬にはトイレや移動においてストレスがおきる可能性はある。
- ストレス要因は事前に少しずつ慣らしておくことで回避できる。
- 持ち物はトイレ関係や食器など、自分のにおいのあるものや普段使っているものを持っていく。
これで、旅行への準備は整いました。
後は、旅行先でのマナーをきちんと守ることが大切です!
しっかりと無理のない予定を立てて準備をして、気持ち良くて楽しい旅行を成功させましょう!