皆さんは、大切にしている指輪でメッキ素材のものはありますか?
私は、主人と初めて海外へ行った記念に買ったペアリングがメッキ素材で、いつ剥がれるか変色するか、ヒヤヒヤしながらつけています。
しかし、メッキ素材はいつかは剥がれてしまうもの。
お気に入りのアイテムは特に大切に使っていきたいですよね。
今回は、メッキが剥がれてしまう原因と自分で治す方法について紹介していきたいと思います!
そもそもメッキ素材って?
奈良、東大寺の大仏をご覧になったことありますか?
金色に輝いていますよね。あの大仏に施されているのが金メッキです。
メッキとは金属や非金属の表面を金属の薄い膜で被覆する技術のことを総称して言います。
メッキ処理の歴史はとても古く、古代から行われていて、金を一度水銀と混合してからメッキを行う手法だったので、一度「金」を失うという意味で「滅金」と呼ばれるようになったそうです。
指輪のメッキが剥がれる原因
デザインが気にいって購入しても、すぐにメッキが剥がれてしまい悲しい思いをすることもしばしば。
なぜメッキは剥がれてしまうのでしょうか?
メッキに限らず貴金属は、皮脂に弱く、ずっと身につけているとすぐにサビてしまいます。
「なら、皮脂を何とかして抑えれば良いのでは?」と思いがちですが、ホルモンの影響に関わってくるため皮脂を抑えることはほぼ不可能と言われています。
化粧水や美容液で抑えることもできないんだとか。
また、お気に入りだからと身につける頻度が高いと、摩擦で擦れて剥げたりする原因になります。
メッキが剥がれると肌のかぶれの原因となってしまうので、いつまでも身につけ続けることはオススメしません。
自分で直す方法は?
「メッキが剥がれてしまう原因は分かったけど、既にメッキが剥がれていて困っている!」
そんな方向けに、メッキ剥がれを自分で直す方法はないか探してみました。
マルイ鍍金工業 めっき工房
という、メッキ補修ができる専用キットが販売されています。
小学生でも簡単にメッキ加工できるそうなのですが、値段はお高め。
下手すると、買った指輪より高くなってしまいますよね。
結論から言うと、1000円から3000円くらいが相場のアクセサリーリフォーム屋さんに再メッキを依頼した方が良いと思います。
メッキという金属を使った技術が求められますので、簡単に自力では直すことは難しいようですね。
もっと安価に直したい!
上記のようなやり方ではなく、もっと安価に自分で直したい方は、アクリル塗料のゴールドで塗るという方法もあります。
コストは200円以下です。
補修の手順は以下の通り!
1:アクセサリの金属部分の汚れや油分を落とす。
2:塗料を割り箸や竹串などで混ぜる。
3:筆でメッキの剥げた部分に塗り、剥げてない部分との境をぼかす。
4:塗料が乾いたらメガネ用の布で磨く。
完全に同じ色、同じ輝きを取り戻すのは難しいのですが、剥がれた部分を目立たなくさせることは可能です。
安価なアクセサリーだけどお金をかけたくない!でも気に入ってるからどうにしかしたい!という場合にオススメのやり方です。
剥がれないようにするお手入れ方法
メッキ素材のアクセサリーは、綺麗に洗いすぎたり磨きすぎたりすることが、かえってアクセサリーを痛めることになる場合があります。
痛めないようにお手入れするコツは、中性洗剤をぬるま湯で薄めたものを布につけ、全体を軽く拭いてよく乾いた布で水気を取ります。
特に汚れが気になるようであれば、使い古しの歯ブラシなどで優しく磨いて大切に扱いましょう!
まとめ
- メッキが剥がれる原因は皮脂や摩擦!
- 自力で直すには専用のキットが必要!
- お手入れしすぎはメッキが剥がれる原因に!
メッキ素材は洗いすぎ、磨きすぎに注意が必要なんですね。
身につけるものだからと言って、過剰に手入れしすぎるとメッキが剥がれてしまう原因になります。
今回は自力で補修する方法について紹介しましたが、大切な思い出がある指輪などは無理に自分で手入れしようとせず、プロの力をお借りする方が賢明だと思いました。