片思いの恋は、素敵である反面、報われるかわからないことに、怯えたり、嫉妬したりと、些細なきっかけで、元気が失われることもあります。
そんなときに、元気を出すため、経験豊富な偉人や、身近な作品の言葉に頼ってみてはいかがでしょうか。
そこで今回は、「元気が出る片思いの名言」をテーマに、さまざまなジャンルから恋を応援する言葉を、ご紹介したいと思います。
偉人による片思いの名言
戸惑えば戸惑うほど、それは愛しているということなの。―― アリス・ウォーカー
ピューリッツァー賞を受賞した『カラーパープル』の著者である、アリス・ウォーカーの言葉です。
笑っていてほしい、一緒にいることで幸せを感じてもらいたい、こう考えて、行動するだけでも、戸惑うことばかりなのは、愛する人ができたという、素敵な現象の1つなのかもしれません。
ひと目惚れを信じることよ。―― サラ・ベルナール
フランスの「ベル・エポック」と呼ばれた時代を象徴する女優、サラ・ベルナールの言葉です。
ひと目惚れの恋ほど、夢中になるものはないかもしれません。初恋の場合は特に。
しかし、突発的な恋は、ふと冷静になったときに、不安に思うことがあります。
そんなとき、この言葉は背中を押してくれるのではないでしょうか。
純粋な感情ほど美しいものはない。美しいものほど強いものはない。―― 夏目漱石
明治の文豪、夏目漱石が執筆した、『彼岸過迄』の台詞です。
わき目も降らずに、自分の気持ちを疑わずに突き進んでいく姿は、強くそして美しいからこそ、恋する女の子は、素敵なのかもしれません。
告白の勇気が出る名言
てれくさくて言えないというのは、つまりは自分を大事にしているからだ。―― 太宰治
文豪であり、複数の女性との恋愛を繰り広げたモテ男でもある、太宰治が執筆した小説、『新ハムレット』の一節。グサリと刺さる言葉ですね。
好きな人が出来たのに、自分を大事にして告白に躊躇していては、いつまでも思いを伝えることはできないのかもしれません。
愛を恐れることは、人生を恐れることだ。人生を恐れるものは、すでにほとんど死んだも同じだ。――バートランド・ラッセル
イギリスの哲学者であり、ノーベル文学賞受賞者でもある、バートランド・ラッセル。『幸福論』の著者としても、広く知られています。
この『幸福論』を読了した方は、この言葉は、まさしくバートランド・ラッセルらしいと思えるのではないでしょうか。
それは、幸福論のテーマが、「自分の関心を外部に向けることで、活動的な人生を歩むことができる」とされているからです。
告白を成功させ自分の幸福を掴むためには、恐れを振り払うことから、始まるのかもしれません。
恋をして恋を失った方が、一度も恋をしなかったよりマシである―― アルフレッド・テニソン
イギリスの詩人である、アルフレッド・テニソンの言葉です。
当たって砕けろを彷彿させる言葉の選出となってしまいましたが、告白の一歩を踏み出せないときには、ときに、このような強い言葉に勇気をもらうことがあります。
告白する勇気がしぼみそうなときには、この言葉を思い出してみてはいかがでしょうか。
アニメやドラマなどで使われた名言
思ってるだけで何もしないんじゃな、愛してないのと同じなんだよ―― 車寅次郎
映画『第45作 男はつらいよ 寅次郎の青春』での、寅さんのセリフです。
何もせずに、好きという思いを胸に秘めているだけでは、自己満足なのかもしれません。
進展しない思いに発破をかけるこの言葉は、片思いの方には特に響くのではないでしょうか。
あの子がいるから、ぼくは生きていけるんだよ。―― 野比のび太
漫画『ドラえもん』の、のび太くんの言葉です。
勉強苦手、スポーツも苦手で冴えないとされる、のび太くんですが、このように、一途にしずかちゃんを思う気持ちは、格好いいと筆者は感じます。
純粋で真っ直ぐに恋する気持ちは、やはり素敵なことなのだと実感しますね。
初恋は、これが最後の恋だと思うし、最後の恋は、これこそ初恋だと思うもの―― プリマドンナの馬
漫画ムーミンでの、『恋するムーミン』内で登場する、サーカスのプリマドンナの馬が、ムーミンにかけた言葉です。
恋をしたムーミンのように、初恋や最後の恋と感じている方は、幸せな恋をしているのではないでしょうか。
それは、夢中になれる相手に出会い、初恋や最後の恋と感じられる経験は、望めば必ず手に入るものではないからです。
せっかく出会えた素敵な恋の経験を、大事にしていきたいですね。
まとめ
どんな凄い偉人でも、素敵な女優でも、フィクションの世界でも、恋に苦悩した経験があります。
その経験をから生まれた言葉は、私たちの背中を優しく押してくれたり、叱咤激励してくれたりなど、手助けとなってくれるかもしれません。
片思いに行き詰ったときは、一人で悩まずに、経験者の言葉に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。