付き合ってくださいから始まり、別れようで終わる―――
男女交際の始まりと終わりは、大体このような流れになると思います。
しかし、なかなかそう上手くいかないのも現実。
『「自然消滅」をした』というご友人は周りにいませんか?
もしくは、これを読んでいるあなた自身が経験したことがある・または現在進行系で悩んでいるのかもしれませんね。
今回は「自然消滅」に該当する具体的な期間や、自然消滅からの別れ方・復縁の方法などを紹介していきたいと思います!
自然消滅とは?
自然消滅とは、はっきりとした定義はありませんが、概ね「2人の恋人関係が徐々に薄れていき、連絡も取ることがなくなり他人に戻る」という事を指しています。
「告白はした(された)けど、その後恋人らしい進展が無い」
「最初は恋人らしい付き合いをしていたが、お互い多忙で連絡を取る頻度が減っていった」
「気持ちが冷めてしまい『別れ話』をする前に、事実上別れてしまったような関係になった」
などなど、自然消滅の原因は様々です。
ですが、共通しているのは「恋人関係だった2人が”別れを告げず”に他人という関係に戻る」という点。
これが一般的な「自然消滅」です。
自然消滅になりやすい関係
全てのカップルに自然消滅の危機があるかと言えば、そうでもありません。
「自然消滅になりやすい関係」というものがあります。
あくまで一例ではありますが、参考にしてみてくださいね。
中高生
男性にやっと第二成長期(第二次性徴)が訪れて体が発達し、心が大人になろうとしてる段階で異性を意識し始めます。
そんな男性から告白されて付き合ってみたはいいけど、何をしたらいいのか分からなくてそのまま連絡取る事もなくなり自然消滅…
また、「○○と付き合いたい」ではなく「(とりあえず)付き合ってみたい」といった、背伸びが見られるのもこの時期です。
そして、いざ付き合うと「思っていたのと違う」といって、そのまま自然消滅するパターンに入ります。
☆「付き合って何をすれば良いの?」と悩んでいる方は、以下の記事を参考にしてみてください。
遠距離恋愛
遠距離恋愛をしている彼と会えない事の辛さに耐えられなくなって、連絡するのが辛くなり、そのうち気持ちが冷めてきて音信不通…
これが遠距離恋愛における自然消滅です。
また、彼と離れることになってしまうので、寂しさ・退屈しのぎに別の男性と浮気をしてしまう場合もありますね。
そして残念ながら、あなたが浮気をしていなくても、彼が浮気をしている可能性もあります。
どちらにせよ、お互いの連絡頻度が減ることによる自然消滅に繋がります。
交際に乗り気ではない場合
「”どちらか片方でも”交際に乗り気ではない場合」も自然消滅に繋がります。
中高生のケースでも書いた通り、「とりあえず付き合ってみるか」といったノリで交際した場合、思っていたのと違って連絡頻度が減り…といった流れです。
”どちらか片方でも”を強調したのは、お互いが乗り気でなかったとしても、片方だけが乗り気でなかったとしても「連絡頻度が減る」ことには変わりないからです。
片方が付き合う気満々でグイグイ攻めていくタイプならまだしも、引っ込み思案タイプの方が当てはまってしまうと、そもそも連絡することにためらいが出てしまうのです。
いつからが自然消滅になる?
じゃあいつから自然消滅になるの?と、疑問に思いますよね。
実は、「自然消滅にあたる期間はハッキリとした定義がない」というのが正確な答えになります。
というのも、男女交際は一人ではできません。相手あっての恋人関係です。
主観だけでは判断がつかない、というと分かりやすいかもしれませんね。
自然消滅のサイン
「自然消滅は主観では判断がつかない」では曖昧すぎるので、ある程度の指標をいくつか紹介します。
「当てはまれば自然消滅になる」と断言するわけではないので、参考程度で御覧くださいね。
連絡を取らなくなる
会う頻度が減り、連絡を取るのも面倒になってしまう。
メールが来ても返すのは1週間後…
しまいには全く連絡を取らなくなってしまうと、自然消滅への第一歩です。
ふとした時に思い出す
連絡を取らない事が普通になって、ふとした時に思い出す程度の関係になっている。
「そういえばあんな人もいたな~」と、既に思い出になっている場合が当てはまります。
恋愛感情が薄れてる
久しぶりに連絡を取ってみたはいいけど、以前程の恋愛感情がわかない…
これも「自然消滅」のサインですね。
仕舞には思い出すことも減っていくと思われます。
LINEやSNSにリアクションがない
最近ではメールや電話だけでなく、SNSやLINEといったコミュニケーションツールが多く存在しています。
ですが、それに対してリアクションや既読がつかない。
気がつけばフォローを外されていたり、非表示にされているのかもしれません。
自然消滅にならない上手な別れ方
ハッキリしないまま関係が終わってしまうのはモヤモヤしてしまいますよね。
もちろん、自然消滅にならない別れ方はあります。
それは「はっきりと別れを告げる事」です。
あまりにも基本的なことなので、拍子抜けしてしまうかもしれませんね。
自然消滅になってしまう場合、お互いに気持ちが冷め初めているケースが多いです。
そのうち連絡を取らなくなり、なあなあな関係が続き、いつの間にかまったく連絡を取らなくなります。
連絡を取らなくなってしまったら、相手の気持ちが分からなくなってしまいます。
「まだ私の事を好きだったらどうしよう」
「別れたくないって言われたらどうしよう」
そんな事を考えて、仕舞には面倒くさくなってしまうのです。
別れを告げるタイミングを失ってからでは遅いので、出来るだけ早く自分の気持ちに気づく事が大事です。
「私達って付き合ってるんだよね?」
「これって付き合ってるって言えるのかな?」
このような質問形式だったり、探りを入れる言葉では余計にこじれる可能性があります。
伝える言葉に関してですが、ストレートに気持ちが伝わる方が良いです。
ですので、なるべく早い段階で「このまま付き合ってても仕方ないから別れよう」といった形でハッキリと伝えましょう。
自然消滅後の復縁方法について
「しばらく連絡つかないし、これはもう自然消滅しちゃっただろうな」
「でも、出来る事ならやり直したいな」
そんな想いをする場合もあると思います。
自然消滅は復縁がとても難しいです。
自然消滅という形で関係を終わらせたという事は、相手と向き合う事をせず「逃げた」という事です。
相手に今更?このタイミングで?と思われてしまっては、攻め手に欠けます。
だったらいっそ、一度完璧にリセットしてしまった方が良いです。
一度他人になり、思い出になったタイミングで”友達として”ご飯に誘ってみましょう。
「久しぶり、元気にしてた?」
「連絡とらなくなっちゃったの寂しかったよねー」
「今付き合ったら違うかな?」
と言った形で、決して嫌いだった訳じゃないという旨を言葉にしましょう。
相手も共感してくれる事を伝えて、今だったら大丈夫という安心感を与えれば復縁できるかもしれません。
まとめ
恋人という関係である以上、相手がいます。
その相手と向き合う事をやめて、自然消滅という選択肢を選んだ場合、モヤモヤした気持ちになったり、ぎくしゃくしてしまい次のステップに進む足枷になります。
そうなってしまう前に、気持ちに整理を付けて、別れを告げるか、相手とちゃんと向き合って関係をよくするか決断してみるのがいいのではないでしょうか。
大事なのは「冷静さ」と「自分の気持ちに素直になること」です。
モヤモヤする気持ちがこれ以上生まれないよう、彼との関係を今一度考えてみましょう!